アロママッサージサロンを開業する時の注意点は?資格にはどんな種類がある?

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タダ子

アロママッサージサロンを開業する時の注意点はある?資格にはどんな種類があるの?


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街中にはさまざまなアロママッサージサロンが点在していますが、「自分もいつかサロンを出したい…」と考えている人もいるのではないでしょうか。

「アロママッサージって資格はいらないんでしょ?」なんていう噂を耳にしたこともあるかもしれませんね。

本当に資格はいらないのか?サロンを出す際に注意すべき点とは?ということで、今回はアロママッサージサロンを開業する時の注意点についてお伝えしていきます。

「マッサージ」という言葉に注意!

マッサージという言葉を使いメニューを提供する場合は「あん摩マッサージ師免許」もしくは「医師免許」が必要です。

「マッサージ」は治療行為にあたるため、これらの資格がないとマッサージという言葉をウリにしてはいけないのですね。

あん摩マッサージ指圧師国家試験の受験資格を取得することができます。あん摩マッサージ指圧師は厚生労働大臣が与える国家資格で、いつでもどこでも施術が可能です。

巷で「エステティシャンは資格がいらない」と言われることもありますが、これは「リラクゼーション」や「エステ」という言葉を使ってメニューを提供している場合です。

「アロマトリートメント」としている場合も問題ありません。

エステ自体は自由業であるため特別な国家資格は必要ないのですが、国家資格を保持していない場合は「マッサージ」という言葉を使わないようにしましょう。

エステティシャンに関するさまざまな民間資格も多くありますが、「あん摩マッサージ師免許」もしくは「医師免
許」がないのに「マッサージ」という言葉を使用してしまうと違法になってしまいます。

アロマエステやアロマトリートとしてメニューを提供する場合は国家資格がいりませんが、アロマテラピー検定などを取得して技術を証明しておけばお客さんの安心につながるでしょう。

マッサージ師の国家資格に加えエステティシャンの民間資格を数多く保持している方もいたり、施術者はさまざまです。

何も資格を持っていない人も案外多いのですが、お客さんからの信頼を得るためにも、技術や知識の証明のためにも、資格取得を検討してみてください。

繰り返しになりますが、「マッサージ」をウリにしたい場合は国家資格が必要です。

 

アロママッサージの資格

先ほど、書いた様に資格がなくてもアロマセラピストになって施術することは可能です。

医療機関でないため、資格がなくても特に問題ないのですね。これはエステサロン全般で言えることです。

では資格は何のためにあるかというと、専門的な知識をしっかり身につけてより良いサービスを提供するためだったり、お客様に信頼や安心感を与えるためです。

資格がなくても豊富な経験と知識で腕のいいエステティシャンがいるのも事実で、反対に資格を取ることだけを優先してしまい技術がまだまだ伴っていないエステティシャンもいます。

資格があるから上手い・安心、とは言えないのですが、サロンによってはスタッフ全員に資格を取得させたり、日々技術やサービスの向上に努めています。

 

アロママッサージの資格の種類

そもそも資格は民間のものです。

民間団体や企業が独自の審査基準を設けて任意で認定する資格なので、その種類はさまざま。

有名な資格からマイナーな資格まであり、国家資格ではないため名前を聞いただけではよくわからないものが多いでしょう。

  • [アロマセラピーを施す「アロマセラピスト」の資格]
  • [ エステをおこなう「エステティシャン」の資格]

アロママッサージをおこなうスタッフは主にこの2つを目指すわけですが、それぞれ民間の資格検定を合格することで得られます。

アロマセラピストの資格を得るには、

● NARD(ナード・アロマテラピー協会)
● AEAJ(日本アロマ環境協会)
● JAA(日本アロマコーディネーター協会)
● IBCA(国際ボディトリートメント技術認定協会)
● ISA(一般社団法人国際アロマセラピー科学研究所)
● IFAアロマセラピスト連盟
● IFPA国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟

などが主催するアロマセラピストに関する試験を受検する必要があり、試験にあたり精油の知識や解剖生理学、トリートメントの実技などを学びます。

また、資格の種類は数多く、協会や団体によっていくつもの種類に分かれています。

アロマセラピスト資格から、アロマアドバイザー資格、アロマライフインストラクター、アロマコーディネーターなどなど…。

アロマセラピーは奥の深い分野ですが、資格取得だけなら独学でも可能です。

単に資格だけを取得したいのではなく、アロマセラピーについての知識を深く学んだり接客サービスを身につけるならスクールでしっかり勉強します。

エステティシャンの資格には、

● 日本エステティック協会「認定エステティシャン」
● CIDESCO-NIPPONの「CIDESCOディプロマ」
● 日本エステティック業協会「AEA認定インターナショナルエステティシャン」

などがあります。

「アロマセラピストの資格」も「エステティシャンの資格」も筆記試験と実技試験があり、合格すると晴れて有資格者になれるのです。

 

資格取得のメリット

アロマセラピストやエステティシャンとして就職するにあたり、資格は必ずしも必要なものではありません。

資格がなくても採用後に研修を受けてアロマセラピスト・エステティシャンとしてデビューするケースも実際に多いです。

しかし、資格は知識や技術の証明となるので、「資格がある」に越したことはないでしょう。

なんといってもお客様に安心感を与えることができる、というのが資格取得の大きなメリットです。

口コミなどで来店していない限り、「ここのサロンは上手いのかな?」「この人に施術を任せてもいいのかな」という不安をお客様は抱くもの。

そんな時に有資格者であるというのがわかれば、安心して施術を受けることができます。

資格のことがよくわからなくても「資格がある」というイメージはプラスに働くのです。

お客様に安心感を与えるために、あえて資格を飾っているところもありますよね。

 

資格も大事だが技術や知識、ホスピタリティーも重要

繰り返しになりますが、資格がすべてではありません。

確かに資格があるかないかで第一印象は変わるかもしれませんが、本当に良いエステティシャンであるかどうかはお客様が決めることです。

お客様が重視しているポイントといえば、

  •  技術
  • 知識
  •  ホスピタリティー

ですよね。

経験豊富なエステティシャンで知識もしっかりある、サービスも申し分ないということなら、資格の有無に関係なくお客様はついてくるものです。

カウンセリングで一人ひとりの気分や体調、悩みをしっかりヒアリングし最適なアロマオイルを選択する。

そしてその人に合う力加減で施術をしてあげる。プロのアロマセラピスト・エステティシャンとしてサービスを提供するにはこのような技術やおもてなしの作法が必要になります。

 

資格の取得に加え集客についても学ぶことも大切

アロママッサージではなく、アロマエステ、アロマトリートメントとして施術を提供するなら名乗りさえすればできてしまうもの。

しかし、いずれにせよアロママッサージの資格を取得したり、集客について勉強したり、サロンを開業するにはさまざまな努力が必要です。

世の中には数多くのマッサージ師、エステティシャンが存在するため、その中から選んでもらうのは簡単なことではないのですね。

「国家資格を持ってます!」「アロマセラピストの資格があります!」と言っても、これだけで集客ができるとは思えません。

技術や知識の証明のために資格を取得し、さらに他のサロンと差別化をして安定した集客を見込む必要があります。たくさんの人に知ってもらう、ということも大切ですね。

アロママッサージサロンやアロマエステサロンの開業を成功させるには、「あなたがどんなマッサージ師なのか、どんなセラピストなのか」を明確にし、ターゲットとする人を安定的に集める必要があります。

少しずつリピーターを作るのが成功の鍵なので、少しずつあなたのファンを作ることを目標にしてみてくださいね。

お客さんが喜んでくれそうなメニューを考えたり、人によっては内装にこだわる人もいるでしょう。

土地柄、高級志向の人をターゲットにするならラグジュアリー感をウリにしたりと工夫も必要ですね。

主婦やサラリーマンをターゲットにするならコスパが重視されます。

  1.  資格を取る
  2. 集客ノウハウを学ぶ
  3. 開業資金の準備や各種手続き
  4. 店舗選び

基本的にはこの流れで開業できますが、案外簡単に始められるからこそ他よりも優れたサロ
ンを目指しましょう。

 

アロママッサージ・アロマトリートの注意点

アロマオイルは肌に直接つけるものなので、アロマについての知識は必要不可欠です。

ただ単に香りが良いものを選べばいいということでもありません。

施術後は成分が皮膚から吸収されるので、最低限「上質な本物の精油とキャリアオイル」を使う必要があります。

また、精油の種類は数多くあり、殺菌作用、鎮静作用、リラックス効果など効能もさまざまです。

技術を磨くことはもちろんですが、より深くアロマの知識を身につけ、それを応用しながら一人ひとりにあうアロママッサージ・アロマトリートメントができるようになることが大切なのですね。

 

今回のまとめ

  • マッサージという言葉を使いメニューを提供する場合は国家資格が必要
  • アロマエステやアロマトリートは国家資格がなくても問題ない
  • 資格の取得に加え集客についても学ぶことも大切
  • アロマについての知識は必要不可欠
  • 一人ひとりにあうアロマで施術をしよう

 

 

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堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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