サロンの赤字の割合はどのくらい?赤字を克服するにはどうすればいい?

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サロンの赤字の割合はどのくらい?


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サロンを開業したら、大きく儲けて黒字にしたいでしょう。

しかし、実際には赤字になってしまうことがあります。

その赤字の割合がどれくらいあるでしょうか。

今回はその数字も追いながら、サロンが赤字になる理由を分析して、赤字を克服する方法を考えてみましょう。

サロンの赤字の割合

早速、サロンの赤字の割合を確認してみましょうといいたいところですが、そのようなデータは見つかりませんでした。

ただ美容室に限っては、株式会社帝国データバンクの調査結果があります。

2024年8月31日までに集計された調査で、赤字経営が4割だそうです。

赤字で苦労している美容室が多いようです。

 

サロンの赤字割合ではなく、倒産割合ならデータがある

サロンの赤字割合についてのデータはあまりないのですが、倒産割合についてはいくつかのデータがあります。

取り上げてみましょう。

 

帝国データバンクによるデータ(脱毛サロンの場合)

帝国データバンクでは、2024年11月30日まで負債1,000万円以上で法的整理による倒産をした脱毛サロンの調査・分析を行いました。

その結果によると、2024年11月までに12件倒産したそうです。

2023年は11件だったので、過去最高を更新しました。

2024年の12月を含むと、14件になる勢いです。

2023年以降、実際に倒産した脱毛サロンの例を挙げてみましょう。

  • シースリー(女性専用脱毛サロン)
  • 銀座カラー(女性専用脱毛サロン)
  • ウルフクリニック(男性専用サロン)
  • アリシアクリニック(医療脱毛大手)

シースリー(C3)の運営会社は株式会社ビューティースリーで、2023年9月25日に東京地裁に自己破産を申請し、同日に破産手続きが開始されました。

銀座カラーは全国に展開していた脱毛サロンですが、運営会社のエム・シーネットワークスジャパンが2023年12月15日、東京地裁に破産手続きの開始を申し立てたと発表しました。

以降はサービスを利用できなくなっています。

ウルフクリニックは2022年に開業した男性専門の医療脱毛クリニック。

ところが、2023年4月にはすべての店舗を休業とし、9月には経営に関与したTBI画が破産意志決定を受けました。

アリシアクリニックを運営していたのは医療法人社団美実会と一般社団法人八桜会ですが、2024年12月10日に東京地方裁判所で破産手続きの開始決定を受けました。

このように脱毛サロン関係の倒産が増える傾向にあります。

負債が膨らみ、赤字経営になったためですが、脱毛サロンの赤字割合が増えているのかもしれません。

 

帝国データバンクによるデータ(ネイルサロンの場合)

同じく帝国データバンクのデータになりますが、今度はネイルサロンの倒産に関する調査結果です。

集計期間は2024年12月31日までで、集計対象は脱毛サロンと同様に負債1,000万円以上で法的整理により倒産したサロンです。

掲載されているグラフを引用してみましょう。

引用元:「ネイルサロン」の倒産動向(2024年)|株式会社 帝国データバンク[TDB]

この調査結果によると、2022年・2023年のネイルサロンの倒産数は14件と横ばいでした。

ところが、2024年には22件で、過去最高を更新しています。

これまで一番多かったのはコロナ禍の2020年の21件でしたが、その数字をも上回っています。

ネイルサロンでも赤字割合が増えているのかもしれません。

 

東京商工リサーチによるデータ

次に紹介するのは株式会社東京商工リサーチによるサロン倒産データです。

同社の公式サイトにグラフが掲載されているので、引用してみましょう.

引用元:脱毛サロンなどエステ業の倒産が過去最多に 1-11月累計 99件、競争激しく倒産急増 | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ

同社のデータによると、2021年以降、脱毛サロンなどのエステティック業の倒産数が増えています。

2024年は1月~11月のデータになりますが、99件。

2023年が88件でしたから、11月時点ですでに10件以上上回っています.

コロナ前の2019年頃の倒産数も多かったですが、コロナ禍の資金繰り支援策で一時的に減少しました。

しかし、その後は上昇傾向に転じ、今に至っています。

この分野でも赤字割合が増えていることを示す数値といえるでしょう。

 

リラクゼーションサロンの場合

リラクゼーションサロンの場合、倒産の具体的な統計データはないのですが、各サイトで紹介されている数値をまとめてみると、次のようになっています。

  • 1年以内で閉店:60%
  • 3年以内で閉店:90%
  • 10年以内で閉店:95%

かなり高い数値です。

10年以内で閉店が95%といいますから、ほとんどのリラクゼーションサロンが倒産するということですね。

赤字割合も高いのでしょう。

 

サロンの赤字割合を高くしている理由

サロンの倒産傾向を見ると、赤字割合が高そうですが、どうして赤字割合が高くなるのでしょうか。か。

各サロンの状況を見ながら、確認してみましょう。

 

広告・宣伝が行き届いていないから

サロン経営を成功させる鍵はお客様を集客することです。

1人でも多くのお客様を集めて、サービスを利用していただき、代金を支払ってもらうことでサロン経営が成り立ちます。

しかし、ここでつまずくサロンが多いのも確かです。

その理由の1つが、広告・宣伝が行き届いていないこと。

公告・宣伝戦略がうまくできないと、集客がはかどりません。

集客が伸び悩めば、赤字にもなりやすいです。

 

固定費支出が多くなりがちだから

サロンを運営する中では、様々な固定費が発生します。

家賃・光熱費・人件費・使用する消耗品代や雑費代などです。

この固定費関連の支出が多くなりがちで、赤字になっているサロンもあります。

集客がある程度進んでも、固定費が大きくなりすぎると、経営を圧迫することもあるでしょう。

これもサロンの赤字割合を大きくする原因になっています。

 

サービスが顧客のニーズに合っていない

サロンで提供するサービスが顧客のニーズに合っていないと、お客様の利用意向がドンドン減ってしまいます。

「このサロンのサービスは僕の悩みには合わないな」と思われたら、大変です。

そんなお客様が増えれば集客効果も大幅に下がり、儲けも減ってしまいますから、やがて赤字経営となるでしょう。

 

他店と差別化できていない

サロンといっても様々な種類がありますが、最近はそのようなサロンの競合店も増えつつあります。

そんな中での競争に勝ち抜くのは簡単なことではありません。

もし他店と同じようなサービス展開になっていると、お客様もそのサロンの利用価値を見いだせないものです。

どっちでもいいだろうということになり、客足が思うように伸びないでしょう。

もし他のサロンの方で独自サービスの提供を始めて、魅力を打ち出したりすると、自分のサロンの方が競争に負けてしまうこともあります。

それでは、赤字になりやすいです。

 

接客に問題がある

サロンのスタッフの接客に問題があると、お客様の印象が大きく低下します。

「もうこんなサロン、利用したくない」と思われてしまうこともあります。

スタッフの接客が悪いという場合、一人のお客様に対してだけということはないでしょう。

来店するすべてのお客様への対応がよろしくないということになります。

そんな状態では、お店の集客がはかどりません。

接客が悪いためにお客様が来ない⇒儲けが大きく減る⇒赤字になるというパターンになります。

 

常連のお客様が増えない

サロンにとっては新規顧客も大切ですが、それ以上に儲けの大きな部分を占めるのが常連のお客様です。

何度も何度も通ってくれるお客様が多くなれば、売上も大きくアップします。

しかし、様々な理由によりこの常連のお客様を増やせないことがあります。

そうなると、思うように収入も伸びず、やがて赤字経営になりかねません。

 

技術が不足している

サロンで提供するサービスや施術の技術が不足しているようでは、お客様が満足してくれません。

「この程度のサービスか」などと思われては困ります。

技術不足がお客様の不満に繋がり、悪い噂が広まり、集客ダウンということもあります。

そんなことにでもなれば、経営に悪影響があり、赤字になることもあるでしょう。

 

店内環境が良くない

サロンの店内環境が良くないために集客がうまくできないケースもあります。

汚れている、不衛生というのは問題外ですが、そこまで行かなくても何の工夫もない店内環境では魅力もありません。

サロンを訪れるお客様の中には、施術やサービスの問題とともに店内環境にも注目しています。

その注目に対して十分に答えられないようだと、来店意向も下がりますから、お店の利益も減ってしまいます。

その状態が続けば、赤字にもなるでしょう。

 

口コミ・評判が思わしくない

最近は、サロンの口コミや評判をチェックしてからサロンを利用するお客様が増えました。

そのため、口コミ・評判がいいサロンにはお客様も集まりやすく、口コミが芳しくないサロンはお客様に敬遠されやすいです。

SNSの影響もあります。

SNSにより、サロンの口コミが瞬く間に広がることもあります。

それだけに、口コミ・評判が悪いサロンでは、お客様の抱く印象が非常に悪くなりますから、来店してもらいにくくなります。

その状態を何もしないで放置しておくと、サロンも赤字に傾くでしょう。

 

サロンはどう赤字を克服すべきか?

サロンの倒産割合を示しましたが、それというのも赤字割合が高いせいでもあるでしょう。

そのような時代にあって、各サロンの課題になるのがいかに赤字を克服し、黒字経営にするか。

そのための方策を考えてみましょう。

 

開業前からの準備がポイント

サロンが赤字になるという場合、開業してからの問題だけでなく、開業前の準備段階で早くも躓いているケースがあります。

つまり、開業前にいかに準備するかで、赤字にならないような経営ができるのです。

そのためのいくつかの対策を示しましょう。

 

立地はよく考えて選ぶ

サロンを開業するときに最初に考えるのが立地です。

どこにサロンを開業するか、頭を悩ますことになるでしょう。

ここの選択を間違えると、サロン集客で失敗することになります。

お客様が集まらない場所にサロンを作っても、赤字経営となるばかりです。

そこでサロンの立地を考える条件を確認しておきましょう。

  • 駅から近いのが理想
  • その駅の乗降客数を確認
  • 商店街や繁華街に立地したい
  • 住宅街に立地する場合は、周辺環境の確認を
  • 人通りが多いところに立地したい
  • 周辺に駐車場を確保できるか

サロンの立地で理想を求めると、家賃も高くなるので、ある程度妥協せざるを得なくなることもあります。

ただ、その妥協幅が問題です。

あまり妥協しすぎると、集客が進まなくなり、赤字になってしまい、閉店となってしまうでしょう。

そのため、予算の範囲内という条件はありますが、できるだけ好条件の立地を探さないといけません。

 

家賃の額に気を付ける

開業するサロンの家賃が高すぎれば、多少集客ができたくらいでは赤字になってしまうことがあります。

そこで、適正価格の家賃の物件を探さないとダメです。

サロンの適正価格の家賃とは、3~4日分の売上程度。

このくらいの家賃なら、経営を圧迫することもなく黒字化もしやすいです。

ただ家賃が安ければいいというものではありません。

物件の規模や状態も大切なポイントです。

自分が開業するサロンにマッチした物件を探しながら、それでいて家賃も適正価格、これが理想です。

 

開業資金がどれくらいあるか?

サロン開業ともなると、多額の開業資金が掛かります。

その開業資金のうち、どれくらいを自己資金でまかなえるでしょうか。

自己資金が少なく、多くの割合を融資で捻出するとなると、後の苦労が大きくなります。

毎月の返済額も高くなり、いつまでも返済に追われるようになれば、なかなか黒字にできません。

そのため、サロンを開業する前には、できるだけ自己資金を多く準備して、開業資金に充てたいです。

 

毎月安定した黒字を出すためにすること

続いて、サロンを開業してからの努力を考えてみます。

毎月黒字にするにはどうしたらいいでしょうか。

いくつかの方策を提案してみましょう。

 

広告・宣伝を抜かりなく

サロンの集客を左右する要素として大きいのが広告・宣伝のありようです。

広告・宣伝が上手にできると、お客様にアピールしやすくなって、来店率も上がりますから、黒字に近づけます。

ただ、無制限に広告・宣伝はできませんから、適切な費用の中で適切な方法を考えないといけません。

サロンの広告・宣伝の適切な費用としては、売上の10%程度が目安です。

この予算内で様々な手段を駆使していけば、集客効果も高まり、経営が黒字化するでしょう。

赤字割合が高いサロンの場合、ここで失敗しているケースもあります。

 

節約できるところは節約を

サロンを黒字にしたければ、地道な努力も欠かせません。

節約できるところは節約してみるのです。

光熱費や通信費など、最近は選択肢も多くなっていますから、少しでも料金が安いところを選ぶのが◎です。

これで節約できる料金は少しだけかもしれませんが、長い年月で見ればその額も大きくなります。

小さな取り組みが大きな成果に繋がることもあるでしょう。

 

店販を行ってみる

サロンの儲けというと、施術やサービス提供代が中心になりますが、さらに利益を上げるために店販を取り入れるのもおすすめです。

サロン独自の店販商品を販売し、お客様にその魅力をうまく伝えられれば、購入してもらえる場合もあります。

その数が増えれば客単価も上がり、サロンの利益も増えますから、黒字になることもあるでしょう。

 

助成金を活用してみる

各自治体でサロン経営に役立つ助成金制度を用意しています。

助成金は融資と違って、返却の必要がないお金です。

上手に活用できれば、サロン経営に大きくプラスになり、黒字化達成の手段にもできるでしょう。

 

お客様を満足させるのが一番

サロンでは常連の客を増やして、少しでも売上を伸ばしたいところですが、それにはお客様を満足させる必要があります。

お客様が施術やサービスに満足すること、それがとりもなおさず再来店意向を高めることに繋がります。

そのようなお客様を増やすことが黒字経営の最たる道です。

また、満足したお客様はそのサロンのいいところを別の人に伝えてくれることがあります。

評判が評判を呼んで、さらに集客アップとなることもあるでしょう。

もしお客様の方でSNSを利用しているのなら、ドンドン情報を拡散してくれることもあります。

その結果、遠方のお客様が来店してくれることもあるでしょうし、地元でも評価が高まるでしょうから、人気店にもなります。

評判のいいサロンの場合、赤字割合が高いということもなくなり、ドンドン繁盛していくことでしょう。

 

ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント 店舗一覧

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ヘッドミント イオン松任店石川県白山市平松町102-1 松任イオン1F
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ヘッドミント 浦和店埼玉県さいたま市浦和区東仲町8-2 大堀ビル202
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堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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