サロン経営では客単価より時間単価の方が重要なのはどうして?

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サロン経営では客単価より時間単価の方が重要なのはどうしてなの?


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サロンを経営する以上、少しでも集客して儲けようと思っているはずです。

その儲けの指標になるものに単価があります。

単価には時間単価や客単価などがありますが、サロン経営では時間単価は客単価よりも重要とも言われます

どうしてでしょうか。

今回は、その理由を探るとともに、時間単価の上げ方も考えてみましょう。

時間単価と客単価について

まずは、サロンの時間単価と客単価について説明しておきましょう。

 

時間単価とは?

サロンの時間単価とは、1時間あたりの売上のことです。

1時間という範囲でどれだけ儲かるかということですね。

時間単価の計算式は以下のようになります。

「1日の売上 ÷ 営業時間 = 時間単価」

例を挙げてみましょう。

  • 3時間コース8,000円のメニューを利用したお客様が1人いた
  • 2時間コース6,000円のメニューを利用したお客様が1人いた
  • お客様がいない時間が2時間あった

サロンの時間単価を計算するときは、お客様のいない時間も含める必要があります。

これで1日の営業時間は7時間となる計算です。

以上の結果を上記の計算式に入力してみましょう。

14,000円(1日の売上)÷7時間(営業時間)=2,000円(時間単価)

 

客単価とは?

サロンの客単価は1人のお客様に対する売上です。

客単価には施術やサービス代のほか、店販商品を購入した場合の代金も含まれます。

客単価の計算式は以下のようになります。

「1日の売上÷1日のお客様の数=客単価」

やはり例を挙げてみましょう。

時間単価の場合と同じケースです。

  • 3時間コース8,000円のメニューを利用したお客様が1人いた
  • 2時間コース6,000円のメニューを利用したお客様が1人いた
  • お客様がいない時間が2時間あった

以上の内容を上記計算式に入力してみます。

14,000円(1日の売上)÷2人(1日のお客様の数)=7,000円(客単価)

 

サロンでは客単価より時間単価が重要な理由は?

サロンでは、時間単価は客単価よりも重要です。

その理由を説明するために、具体例を挙げてみましょう。

次のような2つのケースがあったとします。

  1. 1日のお客様が2人で客単価は8,000円
  2. 1日のお客様は4人で客単価は5,000円

この場合の1日の売上は1が16,000円で、2が20,000円でした。

客単価は1の方が高いですが、1日の売上自体は2の方が上回っています。

今度は上記の例を時間単価の計算式に当てはめてみましょう。

営業時間は8時間と考えます。

「16,000円÷8時間=2,000円」
「2,000円÷8時間=2,500円」

1の時間単価は2,000円で、2の時間単価は2,500円でした。

以上の結果をまとめてみましょう。

客単価では1の方が上ですが、時間単価は2の方が高いです。

実際の売上も2の方が高いです。

ということは、1日の売上を見るうえで時間単価の方が大きな意味を持つということになります。

客単価が高くても、売上自体が伸び悩むことがあるので、時間単価の方が重要だと考えましょう。

いくら客単価が上がっても、時間あたりの売上が少なければ利益も小さくなります。

 

時間単価が客単価より重要なら、どのように時間単価を上げるべきか?

前項で時間単価が客単価よりも重要な理由を説明しましたが、そこで課題になるのはサロンの時間単価をいかに上げるかです。

そのための方策を見てみましょう。

 

無駄な時間を減らす

サロンスタッフは主に施術に時間を費やしていますが、そのほかの時間は何をしているでしょうか。

無駄な時間にはなっていないでしょうか。

意外に無駄な時間が発生しているものです。

何もしないでいる、ぼやっとしている、スタッフ同士でおしゃべりに興じている、漫画を読んでいる、お客様との雑談時間が長くなっているなど、いろいろあるでしょう。

そのような時間もサロン営業時間の一部です。

時間単価を計算する際に含まれます。

その結果、サロンにとってもスタッフにとっても時間単価が下がってしまうでしょう。

サロンの時間単価を減らしたければ、そのような無駄な時間を減らすことが大事です。

サロンの時間は少しでもお客様への施術時間に回し、売上を伸ばすようにしないといけません。

 

施術自体をスピードアップする

サロンスタッフがお客様に対して施術する時間が直接時間単価に関わってきます。

施術が遅い、時間が掛かり気味というのでは、時間単価も下がるものです。

そのため、施術のスピードアップ化を図りたいところです。

施術のスピードアップ化といっても、手抜きをすることではありません。

手抜きなんてしたらお客様も気づくでしょうから、不満にもなりそのサロンを利用する気がなくなってしまうかもしれません。

それでは、時間単価云々以前の問題になるでしょう。

施術のスピードアップ化とは、施術の技術や質を落とさずに早く進められるようにすることです。

それには慣れも必要だし、スキルも磨いておかなければいけません。

かなりの努力も要することになるでしょうが、それが時間単価アップのコツでもあります。

 

メニューを値上げする

これはやむを得ない場合の手段になりますが、サロンの時間単価を上げたければ、メニューを値上げするという方法もあります。

メニューごとの時間あたりの料金を上げてみるのです。

手っ取り早い時間単価アップの方法になります。

ただ、お客様の気持ちを考えると、むやみに値上げをしたくないでしょう。

そのため、値上げするときはこれまで以上にサービスの充実に努める必要もあります。

 

オプションメニューを工夫してみる

サロンメニューの値上げはできれば避けたい手段です。

その代わりと言っては何ですが、オプションメニューに工夫をしてみてはいかがでしょうか。

短時間でお客様に満足していただけるようなオプションメニューを追加してみるのです。

たとえば、美容サロンでは次のようなオプションメニューが考えられるでしょう。

  • トリートメント
  • 炭酸ミスト
  • 頭皮クレンジング
  • ヘアパック
  • マッサージ
  • ヘッドスパ

効率のいいオプションメニューを用意できれば、時間単価を上げるのに役立つでしょう。

 

店販に取り組んでみる

サロンの時間単価というと、施術時間のことに意識がいきがちですが、店販も大事です。

店販商品を初めて紹介する際の説明時間は掛かるものの、一度お客様が購入してくだされば、2回目以降はその時間が不要になります。

つまり、時間をほとんど掛けずに儲けが入るということです。

施術における料金+店販における料金で、短時間で効率よく稼げますから、時間単価も自ずと上がります。

 

スタッフのオペレーションを効率化する

無駄な時間を減らすことにも通じますが、サロンスタッフのオペレーションを効率化しておくことも大事です。

お客様が来店してから退店するまでの間、スタッフがどう動くでしょうか。

一連の流れをリストアップし、こう動けばスムーズに業務が進むというようにマニュアル化しておくのもおすすめです。

そうすることで、お客様一人ひとりに対する業務スピードも改善され、時間も有意義に使えるようになります。

これで時間単価アップも図りやすくなるでしょう。

 

マシンを上手に活用する

サロンでの施術というと、人が手で行うものとマシンを使うものがあります。

このうち、人が手で行うものはかなりの労力と手間も掛かるうえに時間も消費しやすいです。

お客様が多くなれば、スタッフも施術による疲れが溜まるでしょうから、徐々に効率が落ちてくるかもしれません。

そこで活用したいのが施術マシン。

効果が高く効率のいい施術マシンでお客様に施術を行うと、満足度も高まります。

サロンにとっては時間単価も上がるし、スタッフの労力軽減にも役立つなど、メリットも大きいです。

ぜひ施術マシンを活用し、そのメリットを存分に活かしてください。

 

遅刻時の対処を決めておく

時間単価を上げようとしているサロンにとって困るのがお客様の遅刻です。

一人のお客様の遅刻が次のお客様へ迷惑になるだけでなく、施術時間も大幅に狂ってしまいます。

そうなると、時間効率も悪くなり、時間単価を上げるどころではなくなるかもしれません。

そのような事態はできるだけ避けたいので、お客様の遅刻に対する対処をあらかじめ決めておきましょう。

たとえば、次のような対処の仕方があります。

  • 15分遅刻したら、キャンセル扱いにする
  • キャンセル扱いにした場合は、キャンセル料を請求する
  • 遅刻してきたお客様への施術は省略する
  • 遅刻が繰り返されるお客様への施術は拒否する

時には厳格な対応もする必要があるでしょう。

それが時間単価を上げるだけでなく、サロンにとっても他のお客様にとっても大切になることもあります。

 

ゆっくりしたいお客様にはプラスメニューを利用してもらう

サロンに来店するお客様によっては、ゆっくり施術を受けたい、スタッフと長い時間接していたいという方もいます。

いくら時間単価を上げようと言っても、そのようなお客様の希望を無下にくじくわけにはいきません。

かといって、一人のお客様に時間を掛けすぎれば、効率も悪くなるでしょう。

そこでゆっくりしたいお客様には、プラスメニューも提案して、できれば利用してもらってはいかがでしょうか。

これならサロン側にとっても時間の損失にはなりませんし、お客様も納得して時間を過ごせるでしょう。

 

予約の空きを減らす

サロンの時間単価を考えるうえで課題になるのが予約と予約の間の空きをどうするかです。

お客様が予約せず、来店もしない時間が多くなると、たとえ1人のお客様の客単価が高くても時間単価が大きく下がってしまいます。

そのため、できるだけ予約を埋めておき、空き時間が生じないようにしたいところですが、そのための方策を考えてみましょう。

  • オンライン予約システムを導入し、お客様が予約しやすいようにしておく
  • LINEやSNSを活用する
  • 回数券を発行する
  • ポータルサイトにサロン情報を掲載してみる
  • ホームページの更新をお忘れなく
  • スタッフの技術を上げ、サービスを充実させ、お客様満足度を高める
  • サロン内の雰囲気を魅力的にする

 

オンライン予約システムを導入する

オンライン予約システムを導入すると、お客様の予約利便性が大幅に向上します。

自分でサロンの空き時間を見つけて予約ができるので、サロンの予約枠が埋まりやすくなります。

そうなれば、サロンの時間単価も上がるでしょう。

 

LINEやSNSを活用する

現代のサロンでは、LINEやSNSを活用した集客戦略が非常に大切です。

お客様の予約でも利用できる手段なので、予約枠を埋めるのに大きな役割を演じてくれるでしょう。

 

回数券を発行する

サロンで回数券を発行すると、お客様も何度も来店してくださるようになるので、予約枠も埋まりやすくなります。

その結果、時間単価も上がるでしょう。

 

ポータルサイトにサロン情報を掲載してみる

最近はポータルサイトからサロン予約をするお客様もいます。

そのようなお客様を取り込みたければ、サロン情報を掲載してみましょう。

掲載料が掛かるのが課題ではあるでしょうが、予約枠を埋めるのに一定の効果があり、時間単価が上がれば差し引きで黒字になることもあります。

 

ホームページの更新をしておく

ホームページからサロンの予約をするお客様もいます。

お客様も利用する予定のサロンのホームページには注目しているものです。

それだけに魅力あるページにしたり、定期的に更新したりすることが大事です。

それができれば予約数も増え、予約枠も埋まり、時間単価もよくなるでしょう。

 

スタッフの技術を上げ、サービスを充実させる

お客様のサロン予約を促そうと思ったら、スタッフの技術を上げて、サービスの質を充実させるのが一番です。

優れたスタッフの優れたサービスを受けたお客様は大いに満足します。

その結果、積極的に予約してくれるようになります。

そのようなお客様が増えれば、予約枠もすぐにいっぱいになり、継続した施術ができるようになるでしょう。

無駄な空き時間も生じず、サロンの時間単価も上がります。

 

サロン内の雰囲気を魅力的にする

サロンを利用するお客様が関心があるのはスタッフのことだけでなく、店内の雰囲気もです。

店内の雰囲気が気に入って、利用意向が高まることもあります。

そのため、店内の雰囲気を魅力的にすることも予約枠を埋めるコツです。

内装・インテリア・家具・壁紙の色・BGM・香りなども工夫して、サロンの雰囲気を盛り上げてみましょう。

これだけでも予約がドンドン集まることがあります。

 

サロンで時間単価が客単価よりも重要と言っても、してはいけないこと

サロンでは時間単価が客単価よりも重要なのですが、だからといってこれはしない方がいいということもあります。

いくつか取り上げてみるので、参考にしてください。

 

自分を安売りしない

サロンもスタッフも自分を安売りしないようにしましょう。

安いサービスを提供すれば、お客様も喜んでくれるように思いますが、それでは提供する側のモチベーションが下がってしまいます。

時間単価も下がり、儲けも減るでしょう。

自分はたいしたことのないスタッフだから、サービス料金が安くて構わないなどと思わないことです。

一人前のサロンスタッフになっている以上、一定の技術はあるはずですから、それなりの時間料金で勝負してください。

 

客単価を軽んじない

サロンでは時間単価が客単価よりも重要というお話をしてきましたが。だからといって客単価がどうでもいいというわけではありません。

時間単価も客単価も重要ですから、決して客単価を軽んじないようにしましょう。

客単価が上がれば、少ない客数でも売上が伸びます。

効率がよくなるので、時間単価との両軸で進めていけば、サロンも大いに繁盛するでしょう。

 

不用意な値上げは慎む

サロンの時間単価を上げる手っ取り早い方法はメニュー料金を上げることです。

時間ごとの料金を上げてみれば、時間単価が上がるようにも思えるでしょう。

しかし、値上げの仕方や値上げ幅によっては、お客様が離脱する理由になりかねません。

そのため、不用意な値上げは慎みましょう。

他の手段でサロンの時間単価を上げる方法を考える方がおすすめです。

 

焦って施術をしないこと

サロンの時間単価を上げる方法の1つが施術時間のスピードアップです。

だからといって、焦って施術をしてはいけません。

早く施術をして時間単価を稼ごうと思うと、どうしても焦りやすくなりますが、これは×です。

焦って施術をしていいことはありません。

施術効果も出しにくくなりますし、何よりもお客様の方でそんなスタッフの態度に気がつくものです。

「この人は早く施術を終わらせようとしているようだわ」などと思われたら大変です。

お客様の信頼も大きく落ち、顧客満足度も大幅に下がるでしょう。

サロンの時間単価は大事なことではありますが、お客様一人ひとりには十分な時間を取って、たっぷり施術をしたいところ。

それが回り回ってサロンやスタッフ自身のためにもなります。

そのような取り組みの中で時間単価アップを目指してください。

 

ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント 店舗一覧

ヘッドミント 大須本店愛知県名古屋市中区大須3-26-41 堀田ビル
ヘッドミントVIP 栄東新町店愛知県名古屋市中区東桜2-23-22 ホテルマイステイズB1
ヘッドミントVIP 金山店愛知県名古屋市中区金山1-16-11 グランド金山ビル2F
ヘッドミント 名駅店愛知県名古屋市中村区椿町13-16 サン・オフィス名駅新幹線口206
ヘッドミント 東山店愛知県名古屋市千種区東山通5-113 オークラビル6F
ヘッドミントVIP 岐阜店 岐阜県岐阜市神田町8-4 アートビル4F
ヘッドミント 静岡店 静岡県静岡市葵区御幸町4−2 ポワソンビル 7階
ヘッドミント 札幌大通店 北海道札幌市中央区南2条西6丁目 TAIYO2・6ビル 4F
ヘッドミント イオン松任店石川県白山市平松町102-1 松任イオン1F
ヘッドミント 池袋店東京都豊島区東池袋1丁目42−14 28山京ビル202
ヘッドミントVIP 目黒店東京都品川区上大崎2-13-35 ニューフジビル601
ヘッドミント 大宮西口店埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-2-7  AOYAMA808ビル4F
ヘッドミント 浦和店埼玉県さいたま市浦和区東仲町8-2 大堀ビル202
ヘッドミント 草加店埼玉県草加市高砂2-11-20 真壁ビル4F
ヘッドミント 南越谷店埼玉県越谷市南越谷4丁目9-1並木ビル2F
ヘッドミントVIP 蕨店埼玉県蕨市塚越2-1-17TPビル201号室
ヘッドミント 稲毛店千葉県千葉市稲毛区小仲台2-6-7 スエタケビル3階
ヘッドミント 新潟店新潟県新潟市中央区花園1-5-3 ネットワークビル花園205
ヘッドミント 勝田台店千葉県八千代市勝田台北1-3-19 新緑ビル4階
ヘッドミントVIP 千葉店 千葉県千葉市中央区新町1-13 木村ビル
ヘッドミント 川崎本町店神奈川県川崎市川崎区本町1-10-1 リュービマンション501
ヘッドミントVIP 藤沢店 神奈川県藤沢市南藤沢21-9とのおかビル5F
ヘッドミント 水戸店茨城県水戸市吉沢町216-6 南コーポA棟101
ヘッドミント 京都祇園店京都府京都市東山区祇園町北側270-4 Gion Hanaビル 6F
ヘッドミント 和歌山駅前店和歌山県和歌山市美園町5-7-8 パーク美園町ビル2F
ヘッドミントVIP京橋店大阪府大阪市都島区片町2丁目11-18京橋駅前ビル2F
ヘッドミントVIP 東大阪店大阪府東大阪市長田東2-2‐1  木村第一ビル4F
ヘッドミント 広島店広島県広島市中区幟町12−14 幟町WINビル602
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堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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