美容室経営って儲かるの?平均利益率は7%~10%って本当?

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美容室経営って儲かるの?


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美容室を開業する場合、一番課題になるのがどれくらい儲かるかです。

多くのお客さまに来店していただき、様々なサービスを提供し、利益を上げていかなければいけません。

しかし、実際のところはどのくらい儲かるものなのでしょうか。

そこで今回は、美容室の平均利益率について解説することにします。

その数値も参考に、美容室経営を順調に進めてみましょう。

利益率とは?

まずは、利益率とはどのような数値なのかを解説しておきましょう。

利益率は売上に対して得られた利益、儲かった割合のことです。

例えば、100万円の売上があったとして、そのうち利益が20万円だったとします。

この場合の利益率は20%ということです。

 

利益率の種類について

基本的な利益率の考え方は上記のようになりますが、実は利益率にはいくつかの種類があるのです。

美容室の利益率を考える上でも、その種類が重要になってきます。

そこでここでは、美容室経営と関係が深い利益率の種類を取り上げましょう。

 

粗利益率

粗利益(あらりえきと読みます。そりえきではないです)は売上から原価(材料費)を差し引いた利益のことです。

美容室を例に取ると、粗利益率は次のようになります。

売上が300万円で、シャンプーやカラー剤などの材料代が30万円だとして、上記の計算式に当てはめてみましょう。

300万円-30万円=270万円(粗利益)

粗利益は270万円となり、粗利益率は90%です。

かなり儲かっているようにも見えるのですが、粗利益が考慮しているのは原材料分だけの費用です。

美容室経営では、原材料の費用だけ考えるだけでは十分ではありません。ほかにも、家賃、光熱費、広告掲載費、人件費など様々な費用が発生します。

それだけに、粗利益率を見るだけでは、正確な美容室の経営状況は分からないのです。

粗利益率が高くても、全体の利益率が低いということはよくあります。

そのため、粗利益率は参考程度に収めておけばいいでしょう。

 

営業利益率

営業利益は美容室を営業していく上で掛かった費用を売上から差し引いたものです。

営業に掛かる費用とは、次のようなものです、

  • 原材料費
  • 家賃
  • 光熱費
  • 人件費
  • 広告宣伝費
  • 通信費など

つまり、美容室を営業するために掛かる費用すべてを指します。

ということは、粗利益よりも営業利益の方が美容室経営の実態を反映していることです。

美容室の正確な利益率を知りたければ、営業利益率を参照してみましょう。

 

税引き後当期純利益

美容室経営でどのくらい儲かっているかを知りたければ、営業利益率の数値を見ればいいのですが、ここでもう一つ確認しておくことがあります。

それは税引き前の利益を見るだけでなく、税引き後の利益もチェックしなければいけないことです。

税引き前の利益がいくら大きくても、それがすべて懐に入るわけではありません。

税金の額がどれくらいになるかも計算に入れておく必要があります。それが、税引き後当期純利益という数値です。

税引き後の利益が確認できて、はじめてその利益をどのように使えるのかを考えることができます。

 

美容室の平均利益率

美容室の平均利益率に関しては、様々なサイトが集計していますが、それらをまとめると、7~10%程度になっています

これは経営状態がいいとしての話で、売上と経費のバランスが取れているということです。また、条件によっても利益率は変わります。

 

美容室経営に掛かる費用

美容室の利益率を考える際、どのような費用が発生するのかを確認しておく必要があります。

以下に費用の項目と概要を示しますから、参考にしてください。

 

原材料費

原材料費は美容室の施術で使うシャンプー剤やトリートメント材・パーマ液などの費用のことです。

原材料費の価格は様々ですが、あまり安価な材料を使って施術をすると、仕上がりが悪くなり、お客さまが満足しにくくなります。

そうなると、お店の評判にも関わってきますから、原材料費をケチりすぎてはいけません。

ただ、安くても質のいいものはあるし、仕入れ方法で安くする方法もあるので、ある程度のコストダウンは可能です。

 

広告宣伝費

美容室の存在を多くの方に知っていただくためには、広告宣伝が必要になってきますが、そのための費用を用意しておかなければいけません。

広告宣伝の手段としては、オンラインではポータルサイトへの掲載、ホームページの運用などがあります。

オフラインでは昔からよく行われているチラシ配布や折込チラシ、雑誌への広告掲載などもあります。

いずれにしろ、広告宣伝がうまくいけば、集客がしやすくなり、利益も上がりますから、これも大事な費用です。

お金が掛かっても、最終的な利益が増えればいいのです。

 

人件費

美容室の営業利益を考える際に、一番大きな費用項目になるのが人件費です。

人件費だけで、営業利益の40%は占めると言われています。

しかし、ここを節約するわけにはいきません。

スタッフの給料を下げれば、モチベーションも下がり、提供サービスの質低下に繋がることにもなりかねません。

優秀なスタッフは美容室の宝です。人材にふさわしい給与を提供することが、美容室経営を成功させるために必要です。

 

家賃

自分が所有する店舗で美容室を経営しているのなら家賃は掛かりませんが、多くの場合は賃貸している物件で営業しています。

そのため、営業利益に占める家賃の額を計算しておかなくてはいけません。

家賃は人件費ほどではありませんが、金額が高くなりがちです。

都会やアクセスのいいところは特にその傾向があります。

家賃の営業利益に占める理想的な割合は7~13%程度

あまり高い家賃のところを選んでしまうと、あとで苦労することになりますから、お店の規模や懐状況とのバランスを考えながら適切な家賃の物件を探してみましょう。

 

水道光熱費

美容室経営で必ず必要になるのが水道光熱費です。水道光熱費は家賃と違い、毎月金額が変動します。

夏や冬は冷暖房をかなり使うので、電気代も高くなるでしょう。最近は、電気代の高騰を受け、美容室の負担も大変になりました。

美容室を運営していく中で、水道光熱費の節約はしにくいのですが、無駄遣いがないかチェックして、少しでも費用を下げてみましょう。

それが利益率の向上に繋がります。

 

通信&雑費

最近の美容室では、通信費もかなり掛かるようになりました。

以前なら電話予約だけで済んでいましたが、今はネット予約などにも対応する必要も出てきています。

ネット予約ということなら、インターネット設備を整える必要もあるし、毎月のネット料も支払わなければいけません。

スマホも必需品となりつつありますから、スマホ代も掛かりますね。

予約システムを導入するのなら、そのための費用が必要になることもあります。

また、お客さまが利用するフリーWi-Fiを取り入れなければいけないケースも出てきています。

それらの費用をまとめると、かなりに金額になることもありますが、これもお客さまの利便性を向上させるためには欠かせないことです。

費用が掛かっても、お客さまが喜んでくださるのなら、それでよしとしなければいけないでしょう。

 

福利厚生費

こちらの費用は人件費に含めてもいいのですが、スタッフに満足した状態で働いてもらうためには、福利厚生を充実させなければいけません。

福利厚生が充実していれば、スタッフもその美容室の一員であることに喜びを感じ、さらに頑張ってくれるでしょう。

福利厚生のための費用を支出することは美容室の負担ではありますが、スタッフに活躍してもらうためには必要なことでもあるので、しっかり提供するようにしましょう。

スタッフが張ってくれれば、利益率の向上に繋がります。

 

雑費

美容室の雑費とは、文房具代やお客様にお出しするお茶・お菓子代、各種修繕代などです。

そのほかにも、トイレットペーパーや電球など細々としたものもあります。

雑費の中には1つ1つの料金が安いものもありますが、まとめてみるとかなりの金額になることもあります。

器具や床、クロスなどの修繕費はいつ必要になるか分かりません。

そのため、ある程度の予算を考えておかなければならず、あまり過小評価できない項目です。

しかし、これも美容室の利益率を上げるためには不可欠なことですから、忘れないようにしましょう。

 

美容室の利益率のモデルケース

美容室の平均利益率を達成している店舗はかなりありますが、そのモデルケースを紹介しましょう。

売上が300万円だとします。

差し引くべき費用は次の通りです。

費用の項目割合金額
原材料費9%27万円
広告宣伝費12%36万円
人件費42%125万円
家賃12%35万円
水道光熱費8%24万円
通信費&雑費4%12万円
福利厚生費4%12万5,000円

上記の費用を売上から差し引くと、営業利益は28万5,000円となります。

費用の中で多くを占めるのが人件費です。

美容室の経営がうまくいくかどうかのカギを握るのがスタッフ。

優秀なスタッフを集めて、お客さまに満足いただけるサービスを提供できれば、利益も上がりやすいですが、その分人件費も高くなります。

 

美容室の利益率を上げるには?

美容室の平均利益率を見てみましたが、実際に運営していく中では、その平均値を達成するだけでなく、さらに儲けたいことでしょう。

そこでポイントになるのが利益率をいかに上げるかですが、その方法を紹介します。

 

利益そのものを増やす

美容室の利益率を増やそうと思えば、一番単純な方法は利益そのものを増やすことです。

その方法はいろいろありますが、順番に紹介しましょう。

 

スタッフの技術を向上させる

優れた技術を持ったスタッフの施術でお客さまも満足してくださり、再来店意向も高まります

リピーターになってくれるということであり、これで安定した利益も上げやすくなるでしょう。

また、高度な施術に対して、お客さまは納得済みで高価な料金を支払ってくれるものです。

そうなれば、当然利益も上がります。スタッフの技術を上げる方法としては、店内で研修をしたり、外部のセミナーに参加させたりなどの方法があります。

 

儲かるメニューを考える

次に儲かるメニューを考えてみましょう。

儲かるメニューというと、パーマやトリートメントがあります。

それならやっているに決まっているでしょうと言われるかもしれませんが、提案の仕方がポイントです。

メニューの効果や価値の立証になる写真や口コミなどを多く準備してみましょう。

SNSでの宣伝も効果的です。SNSにビフォー&アフターの写真を投稿し、「うちの施術でこんなに素敵なりました」とアピールしてみるのです

これでメニューの効果の裏付けができ、ユーザーの利用意向も高まります。

アシスタントが提供できるメニューも用意しておきたいところ。例えば、トリートメントやヘッドスパでアシスタントが活躍してくれれば、お店の稼働率も高まり、利益も上がります。

施術メニュー以外では、店販メニューの紹介もおすすめです。自宅でかんたんに使えるヘアケア商品を紹介すれば、再購入してくれる確率も高まります。

セットメニューを作ることも、利益を上げるのに役立ちます。

ヘアカットとヘッドスパのセットメニュー、カラーリングとトリートメントのセットメニューなどを用意することで、1種類のメニュー提供よりも、施術も効率化し、利益も増えます。

上位メニューの作成も有効です。通常メニューに付加価値をつけたメニューをお客さまに提案し、よりハイレベルなヘアケアをするのです。

使う材料の質を上げる、トリートメントの効果を向上させる、カラーデザインのバリエエーションを増やすなどの上位メニューがあれば、お客さまもより高い料金を支払って、利用してくれることがあります。

そうなれば、利益率アップが望めますね。

限定メニューの提供も儲かる秘訣です。

新しい施術、季節にあったメニュー、期間や数限定メニューなどは、お客さまにとっても希少価値があり、利用意向を刺激することでしょう。

 

SNSを活用する

最近、多くの美容室が利用している集客方法がSNSの活用です。

Instagram、facebook、X(Twitter)、TikTokなどのSNSです。

SNSへの投稿で、美容室自体のブランディングやアピールができるほか、スタッフ一人一人のスキルの宣伝もできます。

美容室で働くスタッフが注目されることで、その美容室を利用してみようというお客さまの気持ちも高まります。

その結果、新規顧客の獲得に成功するほか、リピーターにもなってもらいやすくなりますから、お店の利益率自体も上がるでしょう。

 

ホームページを作成する

現代の美容室に欠かせないのがホームページの作成です。

多くのお客さまは、お店のホームページを確認してから来店するからです。

ホームページに載せたい内容としては、次のようなものがあります。

  • わかりやすいメニュー
  • スタッフ紹介
  • 料金設定
  • お店の雰囲気
  • 施術写真
  • 口コミ
  • アクセスなど

充実したホームページを作成することで、集客効果も高まり、利益率アップにつながります。

 

ポータルサイト利用

最近は、ポータルサイトから美容室予約をするお客さまが増えました。

そのため、新規顧客を獲得し、利益アップを狙うのなら、有名な大手ポータルサイトに店舗情報を掲載したいところです。

ただ、競合店舗が多いので、いかに自店舗のアピールをするかがポイントになります。

 

経費を下げる

美容室の利益率を上げようと思ったら、利益そのものを上げるほか、経費の方を下げる必要もあります。

そこで経費の項目ごとに下げるコツを紹介しましょう。

 

原材料費

原材料費そのものの費用を下げると、質低下、お客様満足度の低下に繋がりやすく、あまりおすすめできません。

代わりに仕入れ方法を見直してみましょう。

定期的に、大量に仕入れることで、価格を安くしてもらえることがあります。

複数店舗を経営している美容院なら、大量仕入れも可能でしょう。

単独店舗経営でも、定期的に仕入れることはできます。

これが原材料費削減のコツです。

 

広告宣伝費

美容室の広告宣伝費は外せない項目ですが、費用を節約するために無料で利用できるSNSもおすすめです。

SNSについてはすでに紹介しましたが、素敵な施術写真などを投稿できれば、格好の広告宣伝ができます。

 

人件費

人件費のカットをしてはいけません。

スタッフのモチベーションが下がり、施術の質低下に繋がりますから、お客さまに満足していただけなくなります。

その結果、利益も減ってしまうのです。では、人件費をどう扱えばいいかというと、給与体系に工夫をしてみましょう。

固定給をあまり高く設定しすぎないようにし、成果報酬制度をうまく取り入れるのです。

これでお店の負担が減って、経費削減になることがあります。

 

家賃

すでに運営が始まっている美容室の場合、家賃を変えることはできませんから、ポイントになるのは開業先を選ぶときです。

家賃の理想は3日分の売上と言われています。

これを遙かに上回る家賃の物件と契約してしまうと、経営を圧迫して、行き詰まる恐れがあるので、ご注意ください。

これでは、利益率を上げるどころではないでしょう。

 

通信費

通信費は業者によって額が違います。

少しでも美容室の利益率を上げようと思ったら、できるだけ料金の安い業者と契約するのがおすすめです。

契約切り替えに伴う手続きが少し面倒かもしれませんが、これもお店のためです。

ただ、通信費を下げて、通信品質が低下するようなことがあってはいけません。

 

ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント 店舗一覧

ヘッドミント 大須本店愛知県名古屋市中区大須3-26-41 堀田ビル
ヘッドミントVIP 栄東新町店愛知県名古屋市中区東桜2-23-22 ホテルマイステイズB1
ヘッドミントVIP 金山店愛知県名古屋市中区金山1-16-11 グランド金山ビル2F
ヘッドミント 名駅店愛知県名古屋市中村区椿町13-16 サン・オフィス名駅新幹線口206
ヘッドミント 東山店愛知県名古屋市千種区東山通5-113 オークラビル6F
ヘッドミントVIP 岐阜店 岐阜県岐阜市神田町8-4 アートビル4F
ヘッドミント 静岡店 静岡県静岡市葵区御幸町4−2 ポワソンビル 7階
ヘッドミント 札幌大通店 北海道札幌市中央区南2条西6丁目 TAIYO2・6ビル 4F
ヘッドミント イオン松任店石川県白山市平松町102-1 松任イオン1F
ヘッドミント 池袋店東京都豊島区東池袋1丁目42−14 28山京ビル202
ヘッドミントVIP 目黒店東京都品川区上大崎2-13-35 ニューフジビル601
ヘッドミント 大宮西口店埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-2-7  AOYAMA808ビル4F
ヘッドミント 浦和店埼玉県さいたま市浦和区東仲町8-2 大堀ビル202
ヘッドミント 草加店埼玉県草加市高砂2-11-20 真壁ビル4F
ヘッドミント 南越谷店埼玉県越谷市南越谷4丁目9-1並木ビル2F
ヘッドミントVIP 蕨店埼玉県蕨市塚越2-1-17TPビル201号室
ヘッドミント 稲毛店千葉県千葉市稲毛区小仲台2-6-7 スエタケビル3階
ヘッドミント 新潟店新潟県新潟市中央区花園1-5-3 ネットワークビル花園205
ヘッドミント 勝田台店千葉県八千代市勝田台北1-3-19 新緑ビル4階
ヘッドミントVIP 千葉店 千葉県千葉市中央区新町1-13 木村ビル
ヘッドミント 川崎本町店神奈川県川崎市川崎区本町1-10-1 リュービマンション501
ヘッドミントVIP 藤沢店 神奈川県藤沢市南藤沢21-9とのおかビル5F
ヘッドミント 水戸店茨城県水戸市吉沢町216-6 南コーポA棟101
ヘッドミント 京都祇園店京都府京都市東山区祇園町北側270-4 Gion Hanaビル 6F
ヘッドミント 和歌山駅前店和歌山県和歌山市美園町5-7-8 パーク美園町ビル2F
ヘッドミントVIP京橋店大阪府大阪市都島区片町2丁目11-18京橋駅前ビル2F
ヘッドミントVIP 東大阪店大阪府東大阪市長田東2-2‐1  木村第一ビル4F
ヘッドミント 広島店広島県広島市中区幟町12−14 幟町WINビル602
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ヘッドミント 鹿児島アミュWE店鹿児島県鹿児島市中央町1-1アミュWE通路側
ヘッドミントアロマ愛知県名古屋市中区大須3-26-41 堀田ビル
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堀田 直義

堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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