予約をおさえるは「押さえる」「抑える」のどちらが正解?使い分けについても解説!

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タダ子

予約をおさえるは「押さえる」「抑える」のどちらが正解?


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「予約をする」「予約をして席や時間帯などを確保する」という場合には、「抑える」と書く場合と「押さえる」と書く場合の2つのパターンがあります。

この記事では、この両者の使い分けについて解説します。

どちらの漢字を使えばいいかよくわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

「予約を押さえる」の意味について

「予約を押さえる」と表現した場合は、予約を取るという意味になります。

チケットや交通機関の座席、施設の指定席などを事前に確保するような場合は、「押」の方の漢字が適しています。

チケットの場合は、「チケットを押さえる」と表現することで、チケットを予約したという意味で使われます。

「押さえる」という言葉には、「物を動かないよう力を入れて押す」という意味があり、予約は奪い合いになることから、物理的な対象に使う「押さえる」になります。

ただし、「予約を押さえる」という言葉には、予約を取ることが簡単か難しいかは関係がなく同じ表現をします。

そのため、「予約を押さえるのが簡単だった」「予約を押さえるのが難しかった」という使い方も可能です。

 

「予約を抑える」の意味について

「予約を抑える」という表現は、一般的には「予約を押さえる」の誤字とされています。

「抑える」には、「押さえる」と同じ意味が含まれていますが、「抑制する」「我慢する」という意味が中心であり、予約を取るということにはあまり関係がありません。

予約を我慢する、予約を抑制するという言葉はほとんど使われないため、誤字と判断するのが妥当でしょう。

「予約を抑える」と書いてあった場合でも、同じ意味になります。

 

「予約を押さえる」と「予約を抑える」の違いについて

ここでは、両者の違いについて詳細に解説します。

最初に、「予約を押さえる」には「予約を取る」「予約を確定させる」という意味があり、ホテルやチケットや指定席など、ほとんどの予約の場面で使うことができる表現です。

一方、予約を「抑える」のケースでは、先程解説したように、「予約を押さえる」の誤字と考えられます。

「抑える」には、抑制する、我慢するという意味がありますが、予約を取る行為にはあまり関係がありません。

正式には「予約を抑える」という表現は使われないため、「予約を抑える」という言葉を見た場合は、誤字だと判断しても問題ないでしょう。

 

「押さえる」と「抑える」のどちらを使うべき?

次に、予約に関係なく、「押さえる」と「抑える」の言葉の意味の違いについて解説します。

「押さえる」と「抑える」の違いを簡潔に説明すると、物理的かどうかの違いになります。

「抑える」という言葉には、
・ある水準以上に高まらないようにすること
・感情などが高ぶるのを抑制すること
という意味があります。

そのため、感情などの物理的でないものを押し留めるという意味となっています。

「抑える」の「抑」の漢字には「下から上がってくるものをおさえる」という意味があり、「抑える」には下から上がってくる物理的ではないものを押さえつけるという意味で使われます。

一方で、「押さえる」は物理的なものに対して使われます。

「押さえる」という言葉には、
・物が動かないように力を加える
・自己に属するものとして確保する
という意味があります。

そのため、物理的な物に対して力を加えて動かないようにする、という意味となっています。

「押さえる」の「押」という漢字には「手でおさえる」という意味があり、力を加えることが可能な物理的な物を動かないようにするという意味で使われます。

 

正しい使い分けのポイント

ここからは、予約以外で「押さえる」と「抑える」の使い分けのポイントについて解説します。

 

会議場やホテルなどの場合

会議室やホテルなどの場所を確保する場合には、「押」の方の漢字になります。

場所は物理的なものであり、確保するという意味があるため、「押さえる」を使いましょう。

「予約を押さえる」と同じ意味になります。

 

日程・スケジュールの場合

日程やスケジュールの場合は、「押さえる」と使います。

日程やスケジュールなどは物理的なものではありませんが、確保するという意味があるため、「押さえる」が適切です。

こちらも「予約を押さえる」と同様の意味になります。

 

「感情をおさえる」の場合

「感情をおさえる」は、怒りがこみ上げてきたり、映画などで感動して涙が出そうになる状態を留めておく場合に使います。

おさえる対象となる「感情」は物理的なものではないため、「抑える」の方の漢字です。

感情は力で抑え込めるものではないため、怒りをおさえられず怒ってしまったり、涙がこらえきれずに出てしまうことがあります。

 

「証拠をおさえる」の場合

刑事ドラマなどで耳にすることがある「証拠をおさえる」というフレーズを使うことがありますが、この場合は「押」さえると書きましょう。

「証拠をおさえる」の対象となる「証拠」は物理的なものではありませんが、似た意味の言葉に「証拠をつかむ」という言葉があることから、「確保する」という意味を含んでいます。

このことから、「抑える」ではなく、「押さえる」を使う方が適切と言えるでしょう。

 

要点をおさえるの場合

「大事なポイントを理解する」という意味の「要点をおさえる」の場合は、「押」の漢字が妥当です。

要点は自分でコントロールできるものであるため、「押」が適しているでしょう。

「要点をおさえる」は、「要点をつかむ」などと表現されることもあるため、物理的な言葉が近いと言えるでしょう。

また、「おさえるところはおさえる」という言葉がありますが、こちらは「押さえるところは押さえる」が正解です。

 

食欲・眠気をおさえるの場合

食欲や眠気といった生理的な欲求の場合は、物理的なものではなく自分でコントロールできないものであるため、「抑える」が適切です。

これは「感情を抑える」と同様の使い方になります。

 

手で「おさえる」の場合

手で「おさえる」の場合は、物理的なものであるため、「手で押さえる」が正しいように思えますが、手の場合は対象によって使う漢字が異なります。

ドアなどの物理的なものが対象の場合は、「押」の方の漢字になります。

「手で抑える」という言葉を使うことがありますが、これは物理的に手で止めるという意味ではなく、「辞めさせる」「遮る」という意味になります。

「部下の発言を手で抑える」という文章のように、人を制止する場合には「手で抑える」を使います。

 

まとめ

ここまで、いくつかの場面について「押」と「抑」の漢字の使い分けについて解説しました。

これらを簡潔にまとめると、
「対象が物理的なもの」「自分でコントロールできるもの」については「押」
「対象が物理的でないもの」「自分ではコントロールできないもの」については「抑」
を使うのが適切です。

このポイントを理解しておくことで、使い分けが簡単にできるでしょう。

ただし、誤字がそのまま使われているケースもあるため注意が必要です。

ここまで説明した内容は、すべて漢字に使い分けが適切かどうかの話になっています。

そのため、どちらの漢字であっても意味は同じです。

これは平仮名で表記した場合も同様です。

 

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堀田 直義

堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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