予約システムを作る上で大事な要件定義！進め方や流れはどうなっている？

タダ子

システム開発の要件定義の進め方や流れはどうしたら良い？

タダリザーブ

任せて！予約システム/ポイントシステムの「タダリザーブ」が解説するよ！

予約システムを構築する際に要件定義を定めます。

では、要件定義とはどういうことで、どのように進めていけないいのでしょうか。

今回は要件定義について詳しく説明するので、予約システムを作る際に記事の内容を役立ててください。

要件定義とは？

要件定義とは、システム開発において必要とされる機能や目的を明確にする作業のことです。

概要や目的、必要な機能や技術、予算配分、人員配置、スケジュールなどを定義づけることで、システム開発の円滑化を図ります。

プロジェクトは要件定義で決まった内容を元に進行するので、システム開発では非常に重要な作業になります。

予約システムの要件定義はどのように進行する？

予約システムの要件定義が進行していく流れを確認しましょう。

ヒアリングを行う

要件定義を定めるの当たって、ユーザーからヒアリングをします。予約システムの構築でも、ユーザーはシステムに対してどのような要望を持っているのか聞き出していきます。

通常、ユーザーが求めるのは、手作業で行っていたことを自動化して、効率化することや既存システムの改変です。

そのようなユーザーの要望を正しく聞き取って、どのように要件定義をしていくのか大まかな全体像をまとめます。

要件を細分化する

全体像が把握できたら、予約システムに必要な機能1つ1つを細分化して、要件として整理します。ユーザーの業務フローを確認しながら、予約システムの中ですべてが稼働するように実装すべき機能をまとめるのです。

その際、ユーザーの要望や業務フローにおける取りこぼしがないように注意しましょう。ユーザーが求めるものをできる限り網羅した要件定義をする必要があります。

ただ、すべてのユーザーの要望を取り入れられないこともあります。取り入れるのが難しい項目について、ユーザーとの間で認識の齟齬が生じないようにしましょう。

要件定義で機能の範囲が明確にならないと、予約システムの開発でバグが生じたり、後で使用しにくいシステムになってしまったりします。

ユーザーとはよく打ち合わせて、内容をすりあわせてください。

性能やセキュリティなどの非機能要件についてもチェックをしましょう。ユーザーとの話し合いでは機能能面に注目が行きがちですが、非機能要件も重要ですから、しっかり検討してください。

要件定義書を作成する

要件定義が定まったら、要件定義書を作成します。要件定義書には構築する予約システムの全体像から、1つ1つの機能までしっかり記載しなければいけません。

予算や人員、スケジュールなどについての情報も定める必要があります。後で予算がオーバーしたり、人員が不足したり、スケジュールが遅れたりすることもありますが、そのようなときの対処もまとめておけばなおいいです。

要件定義書は後ほど予約システムに落とし込む大切な情報を記載することになります。もし記載内容に不備があれば、予約システム構築が頓挫する恐れもあるのです。

ユーザーとの打ち合わせの上、間違いのない要件定義書を作成しましょう。

予約システムの要件定義に必要な要素

予約システムの要件定義に必要な要素があるので、まとめてみましょう。

コミュニケーションスキル

要件定義を定めるときに大事なのがいかにユーザーの要望をヒアリングするかです。そこで必要になってくるのがコミュニケーションスキル。

ユーザーと十分なコミュニケーションを取って、予約システムに求めるものを明確にしてもらう必要があります。システム化できない部分については、ユーザーに正確に伝えておかないといけません。

十分なIT知識をスキル

予約システムの要件定義を定める際は、十分なIT知識とスキルが必要になります。

要件定義の担当者自体は設計やプログラミングにかかわらない場合もありますが、システム開発を行うエンジニアに具体的な情報を伝えるためにも、自身がIT知識やスキルを持っていた方がいいです。

IT知識やスキルがあれば、ユーザーの要望に対してどのような予約システムを構築し、どのように稼働させていくのかを明確にできるでしょう。

業界・業務への理解

予約システムの要件定義をする場合は、業界・業務への理解が必要です。

予約システムを発注しているユーザーがどのような業界でどのような業務をしているかによって、システムに必要な要件が異なってきます。

そのため、ユーザーとは密なコミュニケーションを取り、希望する業務処理などをしっかり聞き取っておきましょう。聞き取りだけでなく、自分でも業界や業務について勉強しておく必要もあります。

業界・業務への理解が進めば、ユーザーが希望する予約システムの要件定義も作成しやすくなります。

要件定義について確認しておくべき用語

要件定義を定める際に確認しておくべき用語があるので、意味などを解説しましょう。

業務要件

業務要件は要件定義を定める初期の段階で行う工程です。

この段階では現在の業務の流れを確認し、問題を洗い出した上で、次にするべきことを決めます。まだシステムについては考えず、業務から見た課題を浮かび上がらせます。

業務要件を定めるときは、業務に詳しい担当者との打ち合わせが大事です。

システム要件

業務要件で業務から見た課題を抽出したら、次にシステムへの落とし込みの仕方を考えます。ここでシステム開発の方向性を見定めるのですが、これをシステム要件と呼びます。

業務要件で定めた内容をシステム要件にそのまま組み込めない場合もあります。業務上の要望とシステム化できることが一致するとは限らないためです。

機能要件

システム要件でシステムの方向性が定まったら、次に必要な機能について考えます。この作業は機能要件と言います。

機能要件では、ユーザーにヒアリングをしながら、予約システムに取り入れたい機能を検討し、可能な限り導入するようにするのです。

機能要件は今後作成する予約システムの根幹を定める部分ですから、非常に重要です。

非機能要件

非機能要件とは、機能以外でユーザーが予約システムに求めるものです。具体的には、画面の切り替え速度、セキュリティ、デザインなどが考えられます。

非機能要件については明確に要望されないこともありますが、ユーザーとしっかり打ち合わせをして、条件を満たすことができれば、ユーザーの満足度も向上するでしょう。

要件定義以降の流れ

要件定義が完了した後の流れを確認しましょう。

予約システムの設計

要件定義が定まったら、予約システムの設計を行います。設計には基本設計と詳細設計がありますが、それぞれの内容を見てみましょう。

基本設計

基本設計では、要件定義で定めた内容を実現させる大まかな概要を考えます。機能の一覧、業務フロー、画面レイアウト、スケジュールなど予約システム構築に必要なプランです。

詳細設計

詳細設計では、基本設計の内容を細かく詰めていきます。データ処理の流れ、プログラム構造、ソースコード、ロジックなど詳しく記載します。

詳細設計がしっかり作り込まれると、後の予約システム構築作業がスムーズに進みやすくなるでしょう。

プログラミング

設計が済んだら、予約システムのプログラミングです。詳細設計の完成度が良ければ、この工程はスムーズに進みます。

ただ、詳細設計の内容が上手くプログラミングできないこともあり、その場合はエンジニアが試行錯誤することになります。

テスト

プログラミングが完了したら、テストを行います。テストには、1つ1つの機能に対して行うもの、組み合わせ機能に対して行うもの、予約システム全体に対して行うものなどがあります。

このほか、受入テストも実施し、本番環境での使用に問題ないかも確認。問題がなければ、予約システムのリリースとなります。

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