Googleの口コミはあてにならない?その理由と問題点について解説!

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Googleの口コミはあてにならない理由は?


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まだ行ったことがない店舗の情報を知りたい場合に、ネットで検索するとさまざまな情報を見つけることができます。

この際に参考になるのが「口コミ」です。

Googleでは、検索結果やGoogleマップで検索すると店舗情報が表示され、そこには口コミが掲載されているケースがあります。

ただ、この口コミがあてにならないと感じたことはないでしょうか。

この記事では、Googleの口コミがあてにならない理由について解説します。

Googleの口コミによる影響

GoogleやGoogleマップで掲載されている口コミは、その店舗に対しておおきな影響があります。

実際、Googleマップの利用者のうち、80%以上の人が来店前に口コミをチェックしているという調査結果もあります。

また、店舗について検索した後から24時間以内に実際に来店する人は76%になっていて、さらに口コミが低評価の場合は60%弱の人が来店をやめるというデータもあります。

このことから、Googleで掲載されている口コミは、店舗にとって大きな影響を与えていると言えるでしょう。

ネガティブな口コミが多い店舗であれば、来店する人の数も減少すると考えられます。

 

Googleに掲載されている口コミはあてにならない?

一方で、Googleに掲載されている口コミがあてにならないと感じている人もいます。

これには、いくつかの理由があります。

ここでは、Googleの口コミがあてにならない理由について解説します。

 

実際に利用した人の口コミかどうかわからない

Googleに掲載される口コミは、Googleアカウントがあれば誰でも投稿することができます。

Googleアカウントは誰でも簡単につくることが可能で、さらに本人確認などの仕組みもありません。

そのため、一人でいくつものGoogleアカウントを作成することもできます。

また、個人情報は公開されない形での口コミとなるため、実際に誰が投稿した口コミなのかを特定することは困難です。

もし誰かが特定の店舗に対してイメージを下げたいと考えた場合、実際にその店舗を利用していなくてもネガティブな口コミを投稿できてしまうことになります。

口コミはGoogleに依頼することで削除してもらうこともできますが、それには基準があり、削除されないケースも多くあります。

Googleの規定では、利用していない人の口コミは削除対象となっていますが、実際には削除されることはあまりありません。

これは、Googleが口コミの投稿者が実際に店舗を利用したかどうか判断できないためです。

そのため、口コミの内容にGoogleのポリシー違反になるような内容がなければ、削除されずに口コミが残ることになります。

 

自作自演ができる

Googleの口コミでは、自作自演で良い口コミを投稿することも可能です。

同業者がお互いの店舗のイメージアップをするために、協力して良い口コミを投稿するようなケースも考えられます。

Googleでは、自作自演の口コミは禁止していますが、これについても先程説明したように、Google側で自作自演かどうかが判断できないケースがほとんどであるため、削除されずそのまま残ることになります。

 

口コミのルールはあるが取り締まりはされていない

Googleでは、口コミに対してさまざまなルールが規定されています。

たとえば、虚偽の内容の口コミはNGですし、自作自演もNGです。

また、店舗側が来店した客に対して、良い口コミを投稿してくれたら割引という行為をしているケースもあります。

これについてもGoogleではNGとされています。

ただ、実際にはGoogle側が口コミを削除するケースはほとんどありません。

この理由としては、Googleが判断できないためです。

その結果として、実際の店舗のサービスの内容に関わらず、良い口コミが多くなるということになり、口コミの信憑性が下がってしまいます。

 

Googleの口コミを削除するという悪徳業者がある

Googleに悪質な口コミが投稿されたため悪影響を受けているという店舗は多く存在します。

ただ、Googleに削除を依頼しても削除されることは少なく、なんとかして口コミを削除したいと考えている店舗も多くなっています。

このような店舗のニーズに答えるために、Googleの口コミを削除するという業者が存在します。

ただ、この業者には悪質業者が多いのも事実です。

このような業者にお金を払ったとしても、実際に口コミが削除されることはありません。

また、悪質業者が自ら悪質な口コミを投稿し、その店舗に営業をかけるというケースも存在します。

このような悪質な口コミは、実際に来店した利用者の口コミではないため、口コミの信憑性も下がってしまうでしょう。

 

病院の口コミがあてにならない理由とは?

口コミの内容が特にあてにならないのが病院についた口コミです。

病院の口コミがあてにならない理由には、いくつかの理由があります。

まず挙げられるのが、口コミの数自体が少ないという点です。

口コミの数がほとんどないような病院は多く、口コミが少ないため病院全体の評価をするのが難しくなっています。

たとえば、悪い口コミが1件のみの場合では、病院全体として評価がどうなのかが判断できません。

また、口コミの内容に偏りがあることも理由のひとつです。

病院に対する口コミでは、病院に不満を持った場合に投稿するケースが多くなっています。

病院に不満がない人は口コミをほとんど投稿しないため、不満に思った人の口コミだけが反映されてしまいます。

たとえば、病院で待ち時間が長いと不満を持った人が「待ち時間が長かった」という口コミを投稿したとします。

ただ、これは病院全体として待ち時間が長いとは限らず、その人がたまたま待ち時間が長かっただけかもしれません。

他にも、競合他社や関係者が悪意を持って口コミを投稿するケースもあります。

病院の評判を下げるために、虚偽の口コミを投稿することになるため、口コミとしての信憑性は下がってしまいます。

 

飲食店の口コミがあてにならない理由とは?

飲食店についても、口コミがあてにならない理由があります。

まず挙げられるのが、飲食店では個人の好みが大きく影響するという点です。

食事には誰しも好き嫌いがあり、たとえ多くの人が美味しいと感じていても、まずいと思う人もいます。

たとえば、辛い料理を提供している飲食店で、辛いものが苦手な人が低い評価の口コミを投稿した場合、その口コミは辛いものが好きな人には参考にはならないでしょう。

また、飲食店は時期によって状況が変わることがあります。

たとえば、繁忙期にはサービスの質が一時的に落ちることがあるかもしれません。

このような特定のケースでの口コミについては、それ以外の条件では参考にならないかもしれません。

また、飲食店についても他の業種と同様に、自作自演で高い評価の口コミを投稿したり、競合店舗の評判を下げるために悪い口コミを投稿することも考えられます。

 

Googleの口コミの問題点とは?

Googleの口コミでは、構造上いくつかの問題点があります。

ここでは、この問題点について解説します。

 

Googleのポリシーに矛盾がある

Googleでは、口コミの投稿に関するポリシーとして、次のような注意点があります。

それは、口コミはその場所での体験に基づくものや、体験に関する質問のみ投稿してください、というものです。

また、政治的・社会的な主張をしたり、個人的な不満を述べるためのものではありません、この基準を満たさないものは削除されます、とされています。

ただ、実際に店舗に対して悪い口コミを投稿する場合は、以下のようなケースが考えられます。

・店員の接客態度が悪かった
・提供された商品に問題があった
・提供までに時間がかかった

これらは、店舗での体験ではありますが、同時に個人的な不満でもあります。

そのため、ポリシーに違反していると考えることもできます。

ただ、実際にはこのような店舗に対する不満を口コミとして投稿しても、ポリシー違反として削除されることはほとんどありません。

そのため、矛盾があると感じる人もいるでしょう。

また、口コミについては、虚偽やスパムも削除対象となっています。

ただし、実際には虚偽の口コミがあった場合でも削除されるケースは少なくなっています。

これは、Googleが口コミの内容が虚偽であるかどうかを判断できないためです。

このように、Googleのポリシーと実態には大きな乖離があるのが現状です。

 

店舗を利用していない人でも口コミが投稿できる

Googleの口コミは、Googleアカウントがあれば誰でも投稿できます。

そのため、実際には店舗を利用していなくても口コミが投稿できることになります。

たとえば、競合店舗の評判を悪くする目的で、悪質な口コミを投稿することもすぐにできてしまうのです。

これはGoogleに関わらず、匿名で口コミが掲載できるサイトでは同様の問題を抱えています。

 

星だけの投稿ができてしまう

Googleの口コミでは、コメントがない評価の星だけの投稿が可能です。

実際に口コミを見てみると、コメントがない口コミが多数確認できます。

星の数を見ることで評価を判断することができなくもないのですが、たとえば星が少ない口コミがあった場合、何が問題であったかはわかりません。

これは口コミとは言えないのではないでしょうか。

 

Googleの口コミが正しいかどうかを見分ける方法

ここまで、Googleの口コミがあてにならない理由について解説しました。

ここからは、Googleの口コミが正しいかどうかを見分ける方法について紹介します。

口コミが自作自演によるものかどうかを見分けるポイントには、以下のものがあります。

・口コミに法則性がある
・同じ店舗に対する口コミのみである
・投稿者のアカウントの過去の口コミに矛盾がある

それぞれについて解説します。

 

口コミに法則性がある

口コミが自作自演かどうかを見分けるには、口コミに法則性があるかどうかを確認しましょう。

たとえば、口コミ代行サービスなどを利用している場合は、毎月の口コミ投稿数が何件でいくらという料金体系になっています。

そのため、毎月の口コミの数が一定であったり、高評価の口コミが集中しているなど、法則性があります。

また、口コミの内容についても、テンプレート化されているような似たようなものになっている場合もあります。

似たような口コミが多い、特定の時間帯にのみ口コミあるなど、法則性がある場合は疑ってみてください。

 

同じ店舗に対する口コミのみである

1つのアカウントで投稿された口コミが、同じ店舗に対するもののみという場合も自作自演の可能性があります。

Googleに口コミを投稿すると、投稿者のプロフィール画像とアカウント名、これまでレビューした数などが表示されます。

このアカウント名とレビューの数はリンクになっています。

このリンクをクリックすることで、そのアカウントが投稿した口コミを確認することができます。

過去の口コミを確認してみて、同じ店舗に対する口コミのみである場合は、自作自演である可能性が高いと言えるでしょう。

これは、偶然同じ店舗にのみ口コミを投稿するということは不自然であるためです。

もし疑わしい口コミがあった場合は、そのアカウントの過去の口コミも確認してみましょう。

 

投稿者のアカウントの過去の口コミに矛盾がある

口コミの投稿者の過去の口コミを確認する際に、その内容に矛盾がある場合も自作自演の可能性があります。

矛盾としては、口コミの内容だけでなく、口コミと投稿している店舗の種類にも存在します。

たとえば、同じアカウントの口コミで、レディースコスメの販売店の口コミと男性向けの理髪店の口コミがある場合は、アカウントが男性なのか女性なのかすら判断できません。

これは不自然なアカウントと言えるでしょう。

また、学校への口コミがある一方で、居酒屋などの口コミがあれば、年齢層もわからなくなります。

このように、同じアカウントが投稿した過去の口コミを確認することで、自作自演かどうかを判断することができます。

 

Googleに自作自演の口コミを投稿するリスク

Googleに自作自演の口コミを投稿することには、いくつかのリスクが存在します。

ここでは、このリスクについて解説します。

 

MEO順位が下がる

MEO順位とは、Googleマップで検索した際に、自分の店舗が表示される位置のことです。

当然、MEO順位が高い方がより多くアクセスされることになります。

Googleに自作自演の口コミを投稿していると、このMEO順位が下がる場合があります。

これはGoogleからペナルティを受けたためです。

順位がどの程度下がるかにはルールなどはなく、どの順位になるのかはわかりません。

MEO順位が急に下落していた場合は、何らかのペナルティを受けたと判断していいでしょう。

なお、Googleからペナルティを受けた場合でも、特に通知があるわけではありません。

そのため、定期的に確認しないと気が付かないということもあり得ます。

 

Googleビジネスプロフィールが停止される

Googleに自作自演の口コミを投稿していると、Googleビジネスプロフィールが停止されるリスクがあります。

これは、Googleマップなどに店舗情報が表示されなくなるということになります。

もしビジネスプロフィールが停止された場合は、Googleのガイドラインを確認し、問題があれば修正してGoogleに回復リクエストを送信する必要があります。

回復リクエストがあれば、Googleの審査が入ります。

審査の結果、承認してもらえればビジネスプロフィールが使えるようになります。

Googleビジネスプロフィールが停止された場合でも、どのような理由で停止になったのかについて、Googleは提示しません。

そのため、問題がどこにあったのかなどは自分で判断する必要があります。

 

Googleアカウントが停止される

内容によっては、Googleアカウントが停止される場合があります。

これは一番重いペナルティとなっています。

Googleアカウントが停止してしまうと、Googleビジネスプロフィールだけでなく、すべてのGoogleのサービスが利用できなくなります。

アカウントが停止されてしまった場合は、Googleのガイドラインを確認して、問題点を対処してからアカウント復元の手続きをする必要があります。

もしアカウントが復元できない場合は、新しくGoogleアカウントを作成してやり直すしかありません。

ただ、Googleアカウントが停止になるのは、ポリシー違反を繰り返すなどの悪質なケースのみです。

 

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堀田 直義

堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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