
予約システムはCGIで作成できる?

任せて!予約システム/ポイントシステムの「タダリザーブ」が解説するよ!
CGIが昔からネット上でプログラムを動作するために使われていた方法で、現在も使用されています。
この記事では、CGIの概要とメリット・デメリット、CGIで予約システムが作成できるかどうかについて解説します。
CGIとは?
CGIとは、「Common Gateway Interface」の略で、WebサーバーがWebブラウザなどからの要求に応じてプログラムを実行する仕組みのひとつです。
Webサーバーが独立したCGIプログラムでWebページを生成できます。
通常のWebページの場合は、Webサーバーはあらかじめ用意されたページを要求に応じて返すだけですが、CGIを活用することで新たにWebページを作り出すことができます。
CGIでできること
CGIでは、さまざまなものが実現できます。
CGIを活用することで、HTMLなどによる静的な情報だけでなく、プログラムの処理結果に基づいた動的な情報を扱うことができます。
また、データファイルを読み込んだり、書き込んだり、削除したり、修正したりすることも可能です。
他にも、メールを送信したり、データベースにアクセスし、膨大なデータを検索することもできます。
CGIの活用例としては、
- Web掲示板
- アクセスカウンター
- Wiki
- Blog
- Webチャット
- メール送信フォーム
- アンケート
- 日記システム
などがあります。
CGIは昔から使用されている方法で、現在でも使用されていますが、近年では使われるケースが減少しています。
CGIを設置する際の注意点
プロバイダによってはCGIの設置が禁止されている場合があり、CGIの設置が許可されていても、制限がある場合があります。
制限事項には以下のようなものがあります。
- CGIの設置にはプロバイダの審査が必要
- CGIは別のサーバーに設置する必要がある
- 特定のディレクトリ内に設置する必要がある
- プロバイダが用意したCGIしか使用できない
- .htaccess ファイルをする必要がある
特に、無料のWebサーバーの場合は、CGIの設置が許可されていても上記のような制限が厳しい場合が多いため注意しましょう。
CGIのメリット
ここでは、CGIのメリットについて解説します。
Webサーバーがあれば動作する
現在、Webページを作成するための方法として、さまざまな技術がありますが、それらはWebブラウザの標準サポート機能ではないという問題があります。
例えば、ユーザーが設定で機能をOFFにしていたり、ユーザーのデバイスにソフトが組み込まれていないと正常に機能しません。
しかし、CGIの場合は、プログラムの処理はWebサーバー側で行われるため、Webブラウザでは処理せずに結果のHTMLだけが渡されます。
つまり、Webサーバーが機能していれば、どのWebブラウザや設定でも結果を表示することができます。
他にも、CGIはWebサーバー自体にデータを保存するため、複数人でデータを共有することも可能です。
作成・実装が容易
CGIでは、OSの基本機能である標準入力と標準出力、コマンドラインなどを用いてデータを受け渡しするため、プログラムの作成が容易です。
また、ユーザーインターフェイスとCGIの実行部分はHTMLで記述するため、実装も容易です。
言語の選択肢が多い
CGIのプログラムは、OS上で動作する普通のプログラムであるため、サーバーのOSで動作し、標準入出力を扱える言語であれば、どの言語を使っても構いません。
UNIXであれば、perlやawkなどのスクリプト言語の他、C言語やC++なども使えます。
WindowsであればmVisual C++、Visual Basic、Delphiなど一般的な開発ツールが使えます。
また、Windows版のperlやWindows Scripting Hostを使ってVBScriptやJScriptで記述することもできます。
CGIのデメリット
ここでは、CGIのデメリットについて解説します。
動作が遅い
CGIは、Webサーバー側で動作するプログラムがすべての処理を担当するため、多数のクライアントから処理要求が集中すると、どうしても処理が遅くなってしまいます。
要求ごとにプログラムが起動されるため、サーバーの負荷が大きくなるのです。
そのため、CGIの設置を禁止しているプロバイダがある点に注意しましょう。
処理能力はサーバーに依存する
CGIの場合は、プログラムの処理能力はサーバーに依存します。
クライアントのパソコンがどれだけ高性能であっても、ほとんど意味はありません。
それは、クライアントはデータの送信と結果の表示しか行わないためです。
一方で、サーバーの処理能力が高ければ、処理全体の効率を向上させることができることになります。
セキュリティに問題がある
CGIでは、セキュリティ上の問題がある点もデメリットです。
もしCGIプログラムが不正な動作をした場合、その影響がWebサーバーに及ぶため、他のプログラムやネットワーク処理全体を不安定にする可能性も否めません。
ただし、これは一部の管理権限を持つユーザーだけがCGIを設定できるようにすることで、このような問題はある程度回避できます。
しかし、一般ユーザーにもCGIを使えるようにした場合は、不完全なプログラムだけではなく、ウィルスなど悪質なプログラムが混入する可能性もあります。
CGIで予約システムは作成できる?
CGIは、Webサーバー上でプログラムを処理するための方法です。
そのため、基本的にはどんなプログラムでも動作させることができます。
予約システムでは、予約受付フォームや、予約状況の表示、予約情報や顧客情報の管理などの機能が動作できれば、システムとしては成立します。
また、メッセージの送信や決済処理についても、CGIを使って動作させることができます。
ただし、CGIでは動作処理が遅いことが多く、近年では大規模なプログラムの処理で使われることが減っています。
他にも、セキュリティ上の問題があるため、CGIでの処理は主流ではありません。
予約システムなどの大規模なプログラムの場合は、CGIで動作させるのは現実的ではないかもしれません。
ただし、すでに予約システムに似たプログラムがCGIで動作している場合や、小規模なシステムにする場合は、CGIを利用することが妥当になるケースもあります。
必要となる予約システムが、どの程度の規模なのか、必要な機能は何なのかなど、あらかじめ検討してから決めるようにしましょう。
また、CGIを利用したプログラムの作成を請負う業者も存在します。
簡易的なシステムであれば、このような業者を利用する方法もあります。
まとめ
ここまで、CGIについての概要やメリット・デメリット、CGIで予約システムが作成できるかどうかについて解説しました。
CGIは、WebサーバーがWebブラウザなどからの要求に応じてプログラムを実行する仕組みのひとつです。
Webサーバー上で独立したプログラムを動作させ、その結果をWebページとして生成できます。
CGIは作成が用意でどのプログラミング言語でも利用できるというメリットがありますが、動作が遅くセキュリティ上の問題がある点がデメリットです。
そのため、プロバイダによってはCGIの設置を禁止している場合があります。
CGIでも予約システムなどの複雑なプログラムを実行することは可能ですが、処理の遅さやセキュリティ上の問題などから、近年ではあまり利用されていません。
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