医療提携サロンになるにはどうすればいい?提携によるメリットとデメリットも紹介

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医療提携サロンになるにはどうすればいいの?


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<医療提携サロン>ってご存じでしょうか?

名称を聞くと、「お医者さんが診てくれるサロンなの?」「普通のサロンよりも充実したサービスを受けられるの?」などの疑問も湧いてくるでしょう。

そこで今回は、医療提携サロンの概要とメリット・デメリットなどを紹介しながら、どうすればなれるのかについても説明します。

サロン関係者の方は、ぜひ記事の内容を参考にしてください。

目次

医療提携サロンとは?

まずは、医療提携サロンとはどんなサロンなのかを説明しておきましょう

医療提携サロンは病院やクリニックと提携しているサロンです。

通常のサロンは病院やクリニックとは関係なく、独自の運営がされています。

医療提携サロンは病院やクリニックと提携していることもあり、普通のサロンではなしえないようなサービス提供もできます。

例えば、次のようなサービスです。

  • 医療脱毛サポート
  • 美容皮膚科との連携によるフェイシャルケア
  • 医師監修のダイエットプログラム
  • AGA治療サポート
  • 美肌治療のフォローアップ など

 

医療提携サロンのメリット・デメリット

 

医療提携サロンのメリット

医療提携サロンになるメリットはどのようなことでしょうか?

主なメリットをピックアップしてみましょう。

 

万が一の時も安心

医療提携サロンでは、施術で万が一の時に医師の診察や治療を受けられます。

そのため、何らかのトラブルが生じたときも安心です。

安心というのは、サロン側にとってもオキャクサマ側にとっても言えることです。

 

施術効果が高まりやすい

通常のサロンに比べると、医療提携サロンの方が高いレベルの施術を行える場合があります。

美容機器やスキンケア機器の使用でも高品質なものを使えることがあり、オキャクサマへの施術効果も高まりやすいです。

 

オキャクサマに安心感を与えられる

「医療提携サロン」であると看板に打ち出せれば、オキャクサマに安心感を与えることができます。

医療機関と連携しているのなら、たしかな施術も行われ、いざとなったときも大丈夫だろうと思われるからです。

この安心感、オキャクサマにとっても大事なことですが、サロンにとってもアピールポイントにできるでしょう。

 

医療用医薬品を提供できる場合がある

医療提携サロンでは、医療用医薬品を提供できる場合があります。

通常のサロンでは扱えないような医薬品です。

その結果、効果の高い医薬品による治療も可能になります。

例えば、ホワイトニング医薬品ではサロン用は効果が薄く、歯医者さんが提供するものの方が効果が高いのですが、医療提携サロンならそのような医薬品を提供できます。

 

医師によるオンライン診療ができる場合も

医療提携サロンによっては、オキャクサマが医師によるオンライン診療・問診を受けられるところがあります。

全ての医療提携サロンではありませんが、これは通常のサロンにはないことですね。

 

医師監修メニューを案内できる

医療提携サロンでは、医師監修のメニューをオキャクサマに案内できます。

医師監修ともなれば、メニューの信頼度も上がるでしょうし、効果もありそうということで、オキャクサマの関心を惹きつけられます。

それが売上アップに繋がることもあるでしょう。

 

医師がサロンを推薦してくれるかも

医療提携サロンなら、医師の推薦を受けられるかもしれません。

医師の推薦はサロンにとっては大きな力になるでしょう。

集客でも有利になり、より多くのオキャクサマに利用してもらえる理由にもなります。

 

他サロンとの差別化を図れる

医療提携サロンと医療提携していないサロンでは、オキャクサマの受ける印象が違います。

医療提携サロンの方が良さそうと思うオキャクサマも多いです。

そうなると、他サロンとの差別化の材料にもでき、より集客効果を高められるでしょう。

 

医療提携サロンのデメリット

医療提携サロンのメリットを紹介しましたが、デメリットもあるので、確認してみましょう。

 

費用が掛かる

医療提携サロンになるのに費用が掛かるのが普通です。

初期費用や月額料金などです。

提携契約の内容・提携する医師やクリニック・導入する機器によっては、この費用が高額になることがあります。

医療機関としても提携する見返りが欲しいので、サロンに無料提携させるわけにはいかないでしょう。

 

サービスや施術提供に限界がある

医療提携サロンになることで、通常のサロンよりも充実のサービスや施術を提供しやすくなることは確かですが、それにも限界があります。

サロンスタッフは普通医師免許を保有していませんから、医師のような治療はできません。

資格なしでできる施術のみしかできないのです。

使える医療機器にも制限があります。

医師とサロンスタッフでは、状況に大きな違いがあることを念頭に置いておきましょう。

 

依存しすぎると、困る場合かも

医療提携サロンになると、医療機関に依存しやすくなります。

提携がうまくいっているとこはそれで構わないでしょうが、問題は提携に何らかの支障が生じたときです。

医療機関に依存しすぎたサロンが提携でトラブルが生じると、その後の対応で苦労するかもしれません。

 

オキャクサマへの請求料金が高くなりやすい

医療提携サロンが医療機関と提携する場合は、費用が掛かります。

その費用の分はどうしてもサービスや施術代に上乗せされることになります。

そうなると、オキャクサマへの請求料金が高くなるのはやむを得ないところ。

医療提携の代価とは言え、オキャクサマに迷惑を掛けることになるでしょう。

 

通常のサロンとあまり変わらない場合も

医療提携サロンには様々なメリットがあるのですが、そのメリットを活用しきれないこともあります。

通常のサロンとあまり変わらないというケースもあるのです。

その場合、提携費用が掛かる割には、あまりいいことがないかもしれません。

せいぜいトラブル時に医療機関が対応してくれるだけというケースもあります。

 

医療提携サロンになる手順を紹介

医療提携サロンのメリットとデメリットを紹介しましたが、両方を検討した結果、うちのサロンも医療機関と提携してみたいと思ったオーナーもいるでしょう。

そこで課題になるのが、医療提携サロンになるにはどうすればいいかです。

その具体的な手順を解説しましょう。

 

①提携する医療機関を探す

医療提携サロンになるためには、提携先の医療機関を探す必要があります。

どのように探すかについては、後ほど説明します。

 

②連携内容を確認する

サロンが提携する医療機関を探して、相手先に納得ができたら、どのような提携をするのか内容や範囲を確認しましょう。

サロン自体は医療行為はできませんから、医療機関側とのすりあわせをしっかりした上で契約を結ばなければいけません。

サロンが提供するサービスと医療機関が担当するサービスの線引きも明確にしておきます。

 

③スタッフを教育する

医療機関と提携することになったサロンでは、これまでのサービスや施術と内容が変わる部分があります。

そこで必要になるのがスタッフ教育です。

医療知識や医療技術に関する学習もさせなければいけません。

サロンスタッフは医師ではないと言っても、医療提携をする以上、基本的な知識と技術の習得は欠かせないでしょう。

 

④販促準備をする

サロンが医療機関と提携することになると、これまでの販促方法と変える部分も出てきます。

広告宣伝方法も異なるでしょうし、提携をアピールする販促ツールも必要になってきます。

連携したサービスメニューも作成しないといけないでしょう。

このように販促準備をしっかりしておいてください。

 

⑤サービス提供スタート

ここまでの準備ができたら、いよいよ医療提携サロンのサービス提供スタートです。

その際にできれば導入したいのがオンライン診療。

サロンでのカウンセリングと共に、オキャクサマが医師からのオンライン診療も受けられるようにしておけば、オキャクサマの満足度も利便性も向上します。

 

提携医療機関の選び方

医療提携サロンになる上でポイントになるのがどの医療機関を選ぶかです。

ここはサロン運営がうまくいくかどうかの分かれ道でしょう。

そこで、自サロンにふさわしい提携医療機関をどう選べばいいのかを考えてみましょう。

 

提携先の専門性・実績・経歴をチェックしよう

医療提携サロンになりたければ、提携候補医療機関の専門性・実績・経歴などはチェックしておかないといけません。

自サロンと専門分野が異なる医療機関と連携しても意味はないですからね。

それぞれが得意とする専門分野が共通しているか、関連性が深いかよく確認しておきましょう。

実績も大切です。

サロンとの連携実績が多い医療機関なら、状況も把握しているでしょうし、連携ポイントも分かっているでしょう。

双方にとってウイン‐ウインの連携関係も築きやすいはずです。

提携先の医師の経歴や専門分野、人となりもチェックポイントです。

信頼できる確かな医師と連携するためにも欠かさないポイントでしょう。

 

提供サービスを比較してみよう

サロン側が提供するサービスと提携候補の医療機関が提供しているサービスの比較をしましょう。

ここが完全に合致すれば、提携に進んでも大丈夫です。

しかし、なかなかそう行かないこともあります。

サロンと医療機関では施術や治療内容も異なりますし、メニューも同じではありません。

手法も異なることが多いので、どこまで共通点を見いだせるかが課題になります。

 

料金体系を確認しておこう

提携候補の医療機関の料金体系を確認しておきましょう。

医療提携サロンでは、サロンでのサービス料金のほかに、医療機関でも診察代や治療代も発生します。

その両方が明確になっていないと、オキャクサマも安心できません。

もし医療機関での診療代や治療代が高額になるようなことがあれば、オキャクサマの不満も非常に高まります。

それがサロンの評判を傷つけることにもなるのです。

そのため、医療機関との提携を考えているサロンオーナーは、提携先の料金体系をしっかり確認しておかないといけません。

 

口コミをチェックしよう

サロンの提携候補になっている医療機関に口コミがあれば、必ずチェックしておきましょう。

口コミが悪い医療機関と提携してしまうと、後で悪い影響が及んでくることもあり得ます。

提携失敗なんて事態もあるでしょう。

そんなことになって損をするのはサロン側の方です。

サロンの運営を成功させるためにも、提携先医療機関の口コミチェックは絶対に必要です。

 

アフターケア体制を確認しておこう

サロンが医療機関と提携するのは、充実のアフターケア体制を期待してということもあります。

サロン側での対応が難しいアフターケアを医療機関が代わりに行ってくれると思っているのですね。

その通りになっていれば問題は少ないですが、実際はどうなのか確認する必要があります。

アフターケア体制が充実していない医療機関と提携しても、益は少ないです。

 

医療提携サロンになったらどんなサービスを提供できるか?

「医療提携サロンになるには?」というテーマでお送りしていますが、実際になることができたら、オキャクサマにどんなサービスを提供できるでしょう。

通常のサロンではできないようなサービス提供もできそうですから、いくつか例を挙げてみましょう。

 

オンライン診療ができる場合も

医療提携サロンになると、医師によるオンライン診療を提供できるようになる場合があります。

オキャクサマは医療機関に行かなくても、サロンで医師の診療を受けられるということです。

オンライン診療によりオキャクサマは、症状への指導やアドバイスを受けられると共に、医療機関からでないと処方されない薬の提案も受けられます。

 

医師監修・サポートがつく

医療提携サロンになると、医師監修やサポートを受けたメニューやサービスの提供ができます。

脱毛やホワイトニング、痩身など、サロンが行う施術に対して、医師の監修やサポートがつくことで信頼性も増し、オキャクサマも安心して利用できるようになるでしょう。

 

医療用コスメ・サプリの販売ができる

医療提携サロンになると、医療用コスメ・サプリの販売ができるようになります。

サロン自体、コスメやサプリを扱うことも多いですが、医療提携サロンの場合、医療機関でしか扱えない商品の販売ができるようになるのがメリット。

他のサロンでは扱っていないような効果の大きい医療用コスメやサプリの販売もできます。

 

医療機関へオキャクサマを案内

医療提携サロン自体様々なサービスを提供していますが、オキャクサマがさらに高度の治療を医療機関で受けたくなったときには案内ができます。

注射、点滴、ピーリングなど、医療機関でしか受けられない美容治療もありますが、サロンから提携医療機関に連絡し、オキャクサマが治療を受けやすいように手配することが可能です。

 

医師による勉強会が開催されることも

医療提携サロンになると、医師による勉強会が開催されることがあり、サロンスタッフがそこで医療知識や技術を学べることがあります。

サロン自体もスタッフに対する研修は行うでしょうが、医師直接の指導もありがたいです。

医療の専門家として、サロンスタッフが知っておかなければいけない情報を丁寧に教えてくれるでしょう。

 

サロン用に改良した医療機器を使える

医療機関専門の医療機器は、たとえ医療提携サロンであっても使用できません。

そのような機器は医師のみが使えるものだからで、サロンスタッフには使用権利がないのです。

では、医療提携サロンは医療用機器と全く無縁なのかというと、サロン用に改良されたものなら使用可能。

そのような機器を提供している業者もありますが、医療機器そのものでなくても、大きな効果を期待できる機器です。

 

医療提携サロンになると、お客様は満足するか?

医療提携サロンになるメリットはいろいろありますが、お客様の方はどう感じるでしょうか?

満足してくださるでしょうか?

オキャクサマの身になって、考えてみましょう。

 

安心感が違う

医療提携サロンで施術を受けるお客様の安心感は大きくなります。

医療機関と提携しているのなら、施術もたしかなものだろうし、医師からの指導やアドバイスもあるだろうから科学的根拠のないサービスを提供することもないだろうと考えることもできます。

万が一施術時のトラブルがあっても、医師によるアフターケアが期待できそうだとあって、お客様もあまり心配せずにサロンの施術を受けられるでしょう。

もちろん、医師のケアがあるから100%大丈夫だと保証されているわけではありませんが、ないよりある方がいいことは間違いありません。

 

高度な施術を受けられそう

医療提携サロンに対しては、お客様が高度な施術を受けられるのではと期待しています。

通常のサロンにはないような機器や技術を活用した施術があるのではと思っているのですね

確かにそのようなケースがあり、お客様の満足度を高められる場合があります。

 

効果が大きそう

医療提携サロンでの施術なら、効果が大きいのではと思っているお客様もいます。

高度な施術になっていれば、当然効果も大きくなりやすいです。

通常のサロンよりも、お客様の効果への期待度は高くなりやすいです。

 

料金が高いのでは?

医療提携サロンに対してはお客様の期待度も高くなりやすいですが、心配面があるとすると、料金が高くなるのではということです。

提携にお金も掛かっていると予想できますし、サロンと医療機関両方の指導を受けると、両方の代金も発生すると思われます。

このお客様の心配にどう答えていくかが医療提携サロンの課題です。

 

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堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント40店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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