ネイリストはいきなり独立して成功できる?実務経験無しだと失敗する?

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ネイリストはいきなり独立して成功できる?


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ネイリストになって、お客様の爪のケアをして喜んでいただく、そんな願いを持っている方もいます。

その場合、ネイルサロンに勤めるというのがよくあるパターンですが、中にはいきなり独立しようという方もいるらしいです。

でも、ネイリストとしていきなり独立することは可能なのでしょうか。

大きなハードルはないでしょうか。今回は、この辺の事情を探ってみましょう。

ネイリストになる方法

まずは、ネイリストがいきなり独立というテーマを考える前に、ネイリストになる基本的な方法を説明しましょう。

 

資格は必要なの?

ネイリストになるにあたって、特に資格は必要ありません。

美容師のような美容師免許がなくても大丈夫ですし、他の国家資格や民間資格を保有していなくても、ネイリストになれます。

知識と技術さえあれば、いつでも施術ができます。

しかし、実際には資格は取得しておきたいところ。

資格を取得していることが確かな知識と技術を習得している証拠にもなり、就職時でもとても役に立ちます。

 

ネイリストになる基本ステップ

ネイリストになるには、次のようなステップを踏みます。

  1. 専門知識と技術力を身に付ける
  2. 資格を取得する
  3. ネイルサロンへ就職する

最初は専門知識と技術を身に付け、試験を受験し、合格して資格を取得するという流れになります。

その後は、その資格を活かして、就職となります。

 

専門知識と技術を身に付ける方法

ネイリストになるために必要な専門知識と技術はどのように身に付ければいいでしょうか。

いくつかの方法があります。

  1. ネイルスクールに通う
  2. 美容専門学校に通う
  3. 通信講座で勉強する
  4. 独学する
  5. ネイルサロンで手ほどきを受けながら学ぶ

 

ネイルスクールに通う

ネイリストを目指す多くの方はネイルスクールで知識や技術を学びます。

スクールによって学習内容は異なるものの、どこでも施術に必要な基本的なことは何でも教えてくれるものです。

講師の方は知識も技術も優れ、実務経験も豊富で、直接指導を受けられるのがメリットです。

不明点もその場で質問ができ、解消できます。

また、スクールでは資格取得や就職に向けたサポートも行ってくれることが多いです。

 

美容専門学校に通う

美容専門学校に通って、ネイリストの知識や技術を身に付けることもできます。

ただ、美容専門学校の場合、ネイリストだけの知識や技術を学ぶのではなく、他の美容関連の分野についても習得することになります。

そのため、幅広い知識が身に付き、活躍の範囲も大きくなるのがメリット。

検定対策や就職サポートも充実し、美容業界での仕事も見つけやすいです。

 

通信講座で勉強する

ネイリストの知識と技術を通信講座で学ぶこともできます。

スクールに通う時間がない方、スクールの学費を支払うのが大変な方などは、通信講座での勉強がおすすめです。

通信講座のデメリットとしては、講師から直接指導を受けられないので、技術の習得で不十分なところが出るかもしれないことです。

自己流のやり方になったり、不得意なところが出たりなどもあり得ます。

また、スケジュール管理については自分でしっかり行う必要があります。

 

独学する

独学でネイリストの知識と技術を学ぶこともできます。独学のいいところは費用があまり掛からないこと。

道具やテキストなどを揃えるだけでも良く、パソコンやスマホがあれば動画でも学習ができます。

ただ、独学で高度な知識や技術まで身に付けるのは難しいことでもあります。

基本的なことなら独学でも学べますが、応用までとなると、一人でできることには限界もあるでしょう。

上位資格の取得に向けた勉強でも、独学では無理なところがあります。

 

ネイルサロンで手ほどきを受けながら学ぶ

ネイルサロンに就職し、現場でネイリストの知識や技術を磨く方法もあります。

これなら未経験者でも大丈夫で、先輩たちの施術の様子を見ながら、あるいは直接指導を受けながら知識と技術を身に付けていきます。

その過程で資格を取得することも可能です。

ただ、就業時間内ではサロンワークなどもあり、知識や技術を身に付けるための練習はしにくいので、終業後の時間や休日を利用しての勉強になります。

そのため、プライベートの時間が少なくなりがちです。

 

ネイリストがいきなり独立は可能?

ネイリストになる基本的な方法を解説しましたが、いきなり独立したいという方もいます。

果たしてそれは可能なのでしょうか。検証してみましょう。

 

ネイリストとして名乗るのは自由

ネイリストになるのに資格は必要ありませんから、いつでも自由に「自分はネイリストです」と名乗っていいことになっています。

そのため、独立開業も好きなようにできます。

つまり、ネイリストとしていきなり独立することは理論上可能ということです。

 

しかし、簡単なことではない

理論上はネイリストとしていきなり独立することはできるのですが、簡単なことではありません。

様々なハードルがあるのです。

いくつか例を挙げてみましょう。

  • 顧客獲得までが大変
  • 技術を身に付けるのは当たり前だが、経営に関する知識も学ばなければいけない
  • 資金を準備するのに苦労することが多い
  • 収入安定化までに時間が掛かる

ネイリストとしていきなり独立しても、どのように集客をしたらいいかが大きな課題になります。

そのための準備は大変であり、思うように集客するためには様々な手段を駆使し、お金も掛けなければいけません。

それは可能でしょうか。

次に、ネイリストとしての技術を身に付けるのは当たり前としても、いきなり独立では経営に関する知識も学んでおかなければいけません。

後で学べばいいでしょうなどと軽く考えて、いきなり独立するのはリスクもあります。

ネイリストとしていきなり独立するときの資金確保はできていますか。

独立の形態にもよりますが、それ相応の資金を準備しておかないと、開業にさえこぎ着けられないでしょう。

いきなり独立したネイリストの場合、集客がはかどり、経営と収入が安定化するまで時間が掛かるものです。

それまでの計画に問題がないか改めて確認する必要があります。

 

ネイリストとしていきなり独立する流れ

ネイリストとして、未経験からいきなり独立するのに、どのような流れを踏めばいいのかを解説しましょう。

  1. 技術力を高め、資格を取得しておく
  2. 開業資金を準備する
  3. 経営知識を身に付ける
  4. 開業届を提出する
  5. 効果的な集客方法を実行する

 

①技術力を高め、資格を取得しておく

まずは、ネイリストとしての技術力を高めないことには、おはなしになりません。

いきなり独立ということになれば、サロンで技術を学んで覚えていくという過程は踏めませんから、最初から高度な技術力を身に付けていることが前提になります。

資格取得は必須ではないものの、独立するのなら取得しておきたいところです。

資格があれば、ネイリストとしての知識と技術をしっかり身に付けているという証拠にもなり、お客様にも自信を持って示すこともできます。

お客様の方でも、資格を取得したネイリストの施術を受けたいと思っていることが多いです。

それだけに、技術力が身に付いた段階で、検定試験を受けて、資格を取得しておきましょう。

それが、ネイリストとしていきなり独立する場合の成功の条件ともいえます。

そこで、主なネイリストの資格を紹介しておきましょう。

  • ネイリスト技能検定試験
  • ジェルネイル技能検定試験
  • ネイルサロン衛生管理士資格

 

②開業資金を準備する

次に、ネイリストとしていきなり独立するための開業資金を準備します。

ネイルサロンの開業ともなれば、場所代、内装外装費、設備代、資材代、広告宣伝費なども必要になってきます。

そのため、必要な開業資金をなるべく正確に算出して、確保の手段を考えましょう。

自己資金が多いのが理想ですが、足りない分は融資や助成金を活用することになります。

確実な資金計画を立てて、準備万端整えておくことがいきなり開業から経営を順調に向かわせるポイントでもあります。

 

③経営知識を身に付ける

ネイリストとしていきなり独立するために必要なものを挙げるとすると、上記で取り上げた技術力や資金の他に経営知識があるでしょう。

一人で独立するにしても、経営知識は学んでおかなければいけません。

スタッフを雇うなら、なおのことそうです。

予算管理やスタッフの採用・教育、顧客管理などの基本的なことは身に付けて、経営を円滑に進めるようにする必要があります。

経営知識を学ぶ方法はいくつかありますが、セミナーやサロン運営コースの受講などもおすすめです。

 

④開業届を提出する

ネイリストとしていきなり独立し、ネイルサロンを開業する場合は、開業届を所轄の税務署に提出します。

事業を始めてから1ヵ月以内が期限です。

ただ、開業届を提出しなくても、特に罰則はありません。

そのため、提出しないで事業を行うことはできるのです。

でも、確定申告で青色申告を選択したい場合は、開業届の提出が必須となります。

青色申告では、最大65万円の控除を受けられるのが大きなメリット。

独立したネイルサロンの納税額を抑えたいと思ったら、青色申告を選びたいですね。

そのためにこそ、開業届を提出しておくのです。

 

⑤効果的な集客方法を実行する

ネイリストとしていきなり独立する場合に、大きな課題になるのが集客です。

いきなり独立自体は自由にできますが、集客がはかどらなければ、短期間で店じまいということにもなりかねません。

そこで、どのように集客したらいいでしょうか。

1つの方法は様々な広告を行うことです。

ただ、手段によっては広告費用が高くなる場合もあるので、他の方法も検討してみましょう。

例えば、SNSの利用があります。SNSで自サロン情報やネイルデザインなどを発信し、お客様の注目を集めてみましょう。

SNSなら無料で利用でき、集客性も高く、自サロンの周知にも大いに役立ちます。

紹介にも力を入れたいところ。紹介を通して予約されるお客様も結構います。

地域のイベントに参加して、自サロンの存在をアピールするという方法もあります。

地域のイベントは地元のお客様を呼び込むための有効な手段です。

 

ネイリストとしていきなり独立するための資金の目安

ネイリストとしていきなり独立する際に考えないといけないのが開業資金の準備です。

資金をしっかり準備しないで臨むと、その後の経営が危うくなります。

では、どのくらいの資金を準備すればいいでしょうか。

目安のようなものを示してみましょう。

 

自宅サロン開業の場合

自宅でネイルサロンを開業して、ネイリストがいきなり独立する場合の費用目安を見てみましょう。

まず、自宅サロン開業ということになれば、家賃は必要ありません。

必要なのは内装費やネイル用テーブル、椅子、施術用ライト、材料費、宣伝費など。

しめて20万円~50万円くらいになります・・

 

小規模店舗サロン開業の場合

小規模店舗サロンを開業して、ネイリストがいきなり独立する場合に掛かる費用目安は以下のようになっています。

まず、主な費用として、賃貸契約費用(敷金や礼金などを含む)、内装工事、施術用家具や機材、材料費、宣伝費などがあります。

その費用総額は100万円〜300万円程度です。

 

大規模店舗サロン(スタッフ雇用含む)開業の場合

ネイリストとしていきなり独立する場合はあまり当てはまらないかもしれませんが、大規模店舗サロン(スタッフ雇用含む)を開業する場合の費用目安も紹介しましょう。

まず主な費用は、広い店舗の賃貸契約金、内装工事費、複数の施術台や機材、人件費、広告費などです。

費用総額は500万円~1000万円以上でしょう。

 

いきなり独立に利用できる助成金

ネイリストとしていきなり独立する際には多額の費用が掛かる場合がありますが、そのようなときに利用できる助成金制度があるので、ご紹介しましょう。

 

小規模事業者持続化補助金

商工会議所の管轄地域で事業を営んでいる場合、「小規模事業者持続化補助金」という制度を利用できます。

その趣旨は、小規模事業者が販路開拓や業務効率に向けた取り組みを行うときに、補助金を支給するというものです。

いきなり独立したネイルサロンでいえば、宣伝用のチラシ制作、ホームページ作成などの費用に充てることができます。

 

創業支援事業補助金

自治体によって名称・内容が少し異なりますが、「創業支援事業補助金」という制度もあります。

新規開業をする事業者を対象にした補助金制度で、創業時に必要な費用の一部を補助してくれます。

いきなり独立するネイルサロンの場合、設備投資費や運転資金に回すことが可能です。

 

いきなり独立するネイリストが成功する方法

ネイリストがいきなり独立する、勇気のいることでもあり、ある意味冒険的な要素もあります。

とは言え、独立した以上、経営をなんとしてでも成功させなければいけません。

そのための方策を考えてみましょう。

 

リピート客を増やす

ネイリストがいきなり独立した場合、集客が課題になりますが、ある程度宣伝や広告を行うと、新規顧客だけは集まってくる場合があります。

しかし、新規顧客が新規顧客で終わってしまったのでは、独立したネイルサロンが成功したとはいえません。

そうです、新規顧客をリピート客にまで成長させることが大事なのです。

サロンの売り上げの多くを占めるのはリピート客からの収入だともいいます。

そのため、いきなり独立した後も、いかにリピート客を増やすかがサロン経営の肝になるでしょう。

 

最新トレンドを意識する

いきなり独立したネイリストの皆さん、最新のトレンドを押さえた施術ができていますか。

ネイルケアはトレンドとの関連が深い分野です。

お客様も最新のトレンドに則ったネイルにしたいと思っているはず。

それだけに、トレンドを意識した施術を行うと、お客様の満足度が向上します。

満足してくれるお客様が増えれば、来店意向も高まり、商売繁盛になりますから、いきなり独立でもその後の経営が順調に進みやすくなるでしょう。

 

他サロンとの差別化を図る

いきなり独立したネイリストが成功したければ、他サロンとの差別化も図りたいところ。

店内インテリアや雰囲気、施術サービスの充実度、接客の親切さなどで、ワンランク上を目指しましょう。

最近は魅力的なネイルサロンが増えているので、他サロンとの差別化で苦労することもあるでしょうが、なんとか工夫してみてください。

「ここは素晴らしいネイルサロンだね」とお客様が思ってくれば、しめたもの。

集客率もドンドン上がるでしょう。

 

経営状況は常に見直す

いきなり独立したネイリストの方は、経営についてどのような取り組みをしていますか。

いったん決めた経営方針や計画をそのままにしておくというのはいただけません。

サロンの現状を踏まえながら、随時見直していきましょう。

予約状況を把握し、利益率を確認し、季節ごとの売上差も分析。

そのうえで、キャンペーンや新サービスを打ち出すのもグッドアイデアです。

いきなり独立したネイリストが成功するためには、お客様との関係や自分自身が置かれた立場をしっかり認識し、たゆまぬ経営努力をしていくことが大事です。

 

ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント 店舗一覧

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堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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