セラピストの平均年収はどれくらい？年収アップの秘訣や転職先の探し方を紹介

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セラピストの平均年収はどれくらいなの？

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セラピストになって、多くの方の心身を癒やしたい、そう思う方もいます。

立派な心がけですね。

でも、心がけだけでは生きていけません。

そうです、ある程度稼ぐ必要があるのです。

稼いでこそ、セラピストとしての活躍も継続できます。

そこで今回は、セラピストの平均年収に注目してみます。

その上で、その年収をアップさせるにはどうしたらいいのかも考えてみましょう。

セラピストとはどんな職業？

セラピストの平均年収を紹介する前に、そもそもセラピストとはどんな方なのかを説明しておきましょう。

体と心を癒やす方

セラピストは専門知識や技術を駆使しながら、お客さまの体と心を癒やす施術やサービスを提供する方です。

「療法士」や「治療士」などと称されることもありますが、「リラクゼーション・美容系」や「医療・健康系」「心理系」など、様々な分野で活躍しています。

セラピストの種類

一口にセラピストといっても、様々な種類があるので、取り上げてみましょう。

▷リラクゼーション・美容系セラピスト

最初に紹介するのはリラクゼーション・美容系セラピストで、次のような種類があります。

• リラクゼーションセラピスト
• リフレクソロジスト
• アロマセラピストなど

▷医療・健康系セラピスト

次のように医療・健康分野で活躍しているセラピストもいます。

• 理学療法士
• 作業療法士
• 柔道整復師
• あん摩マッサージ指圧師
• 整体師
• カイロプラクターなど

▷心理系セラピスト

心を癒やすセラピストには次のような方がいます。

• 公認心理師
• 臨床心理士など

実にいろいろなセラピストがいますね。

セラピストの仕事内容

セラピストの仕事内容は職種によっても変わることですが、一般的な意味での内容を解説してみましょう。

受付とカウンエリング

受付担当スタッフがいないサロンや治療院などでは、セラピストが受付を担当します。

お客さまを出迎えて、その後の準備をします。

受付が済んだら、カウンセリングですね。

お客さまの悩みや症状、希望を聞き取って、施術の方向性を決めます。

施術

カウンセリングで聞き取った内容を元にセラピストはお客さまに施術をします。

心理関係のセラピストの場合は、直接体に触れる施術は行わず、聞き取りからお客さまの悩み解消の方策を探ります。

いずれもセラピストの本業であり、ここでスキルをいかんなく発揮することになるでしょう。

施術後のフォロー

施術を持ってセラピストの仕事が終わるわけではありません。

施術後のフォローも大事な仕事です。

ここでは、その後の過ごし方や日常生活の注意点、普段のケア方法などのアドバイスをします。

施術と帰宅後の生活における配慮の両方が揃って、初めてお客さまの心身の悩み解消に向かうのです。

セラピストの平均年収

様々な種類があるセラピストですが、その平均年収はどのくらいになっているでしょうか？

ここはこれからセラピストを目指す方にも、すでにセラピストとして活躍中の方にも関心があることでしょうから、確認してみましょう。

厚生労働省の職業紹介サイト「job tag」によると

厚生労働省の職業紹介サイト「job tag」にセラピストの平均年収が掲載されていました。

その内容を見ると、以下のようになっています。

世代別の平均年収

アロマセラピストを例に挙げて、世代別の平均年収も確認してみましょう。

画像引用元：アロマセラピスト – 職業詳細 | 職業情報提供サイト（job tag）

地域別の平均年収は？

やはり「job tag」から、アロマセラピストの地域別の平均年収を挙げてみましょう。

雇用形態別の月収

今度はセラピストの平均年収ではありませんが、雇用形態別の月収を見てみましょう。

こちらは、2024年1月時点の「リジョブ」のデータになります。

引用元：【2024年最新版】セラピストの平均年収は？給料を上げる方法や売上を伸ばす具体策をご紹介 | モアリジョブ

セラピストの年収を決める要素

セラピストの平均年収を紹介しましたが、その年収はどのような要素によって決まるのでしょうか。

いくつか年収に影響する要素を確認してみましょう。

固定給か歩合給か？

セラピストの報酬形態には、固定給と歩合給の2種類あります。

いずれになっているかで、年収も変わってくるものです。

固定給というのは、毎月一定額の給料（まさに固定額）が支給される制度です。

歩合給の方は労働内容に応じて給料の額が変わります。

固定給のいいところは、毎月決まった額が手元に入るので、安定した生活を送りやすいことです。

ただ、給料の額に変動がなく、年収アップに繋げにくいのがデメリットでしょう。

歩合給はがんばればがんばった分だけ給料が上がる制度です。

施術数を多くこなし、指名数が増えるなどした場合に給料が多くなります。

ただ、大きな成果を上げられないと、給料が下がってしまうのが困る点ですね。

いずれにしろ、いずれの制度が適用されているかで、年収の額も大きく変わります。

サービスの内容次第

セラピストがどんなサービスを提供するかによっても年収の額が変わります。

例えば、主なサービスとしては次のようなものがあります。

これらのうち、どのサービスを専門に行っているかで、給料の額も変わります。

専門性が高く、多くのお客さまのニーズに応えられるようなサービスを提供しているセラピストなら、平均年収も上がるでしょう。

雇用形態による

「リジョブ」のデータから、セラピストの雇用形態別の月収を示しておきましたが、こちらも年収を決める要素です。

一番年収が高いのは正社員で、安定した給料が入ってきます。

アルバイトの給料は時給換算になりますが、額自体は正社員のようには行かないでしょう。

ただ、安定した給料をもらえるのはいいところです。

業務委託契約の場合、勤務時間も自由になりやすく、売上がアップすれば給料・年収もアップ。

ただ、成果を上げられないと、年収ダウンとなるでしょう。

働く店舗にもよる

セラピストの年収というと、その人個人の事情だけで決まるものではありません。

働いている店舗によっても変わります。

まず、立地条件が良い店舗なら、集客も図りやすくなるので、個々のセラピストの年収も上がりやすいです。

店舗の規模との関係もあるでしょう。

大きな店舗でお客さまの回転率が良いところでは、やはり個々のセラピストが儲けやすくなります。

店舗が提供している給料体系や待遇の問題もあります。

勤め人のセラピストの給料を決めるのは店舗オーナーです。

店舗オーナーの考え方や経営状況によっても、セラピストの年収・給料は変わってきます。

経験

経験によっても、セラピストの年収は変わります。

未経験である、あるいは経験年数が浅いというのでは、年収も上がりにくいです。

経験をたっぷり積み、実績も上げられると、それに比例するように年収も増えやすくなります。

さらに店長や技術指導者などの役職に就ければ、もう一段の年収アップもかないやすくなるでしょう。

スキルと人気

セラピストとしてのスキルが高いと、お客さまに高品質なサービスを提供できるようになり、顧客満足度もアップするでしょう。

それはとりもなおさず人気の上昇を意味し、今後の指名率も高くなりやすいです。

そうなると、店舗にも大きく貢献しているということで、給料も上がり、年収アップになりやすいです。

セラピストの年収を上げる方法

セラピストの平均年収を示しましたが、皆さんの気持ちとしては、少しでもその年収を上げたいと思っていることでしょう。

では、そのためには何をしたらいいのかについて、これから説明します。

歩合制のサロンで働く

セラピストの給料体系に固定給と歩合給があることを説明しましたが、年収アップを狙いたいのなら、歩合給のサロンで働きたいですね。

歩合給なら、店販商品の売り上げや施術数などに応じて、給料も上がるからです。

自分のスキルに自信があるのなら、固定給よりも歩合給の方が大きく儲けられる可能性があります。

場合によっては、年収1,000万円も夢でなくなるかもしれません。

ただ、歩合給はシビアな制度でもあります。

売上が伸び悩めば、給料の額も下がってしまいます。

その点を承知の上でチャレンジし、大きな成果を上げられるように努力しないといけません。

関連資格を取得する

セラピストの職種によっては国家資格が必要なものがあり、これは取得が必須となっています。

その一方で、資格なしで業務を行える職種もあります。

それは助かると思うかもしれませんが、資格なしだと、イマイチ箔がつきません。

サロン内での評価も伸び悩むことがあるでしょうし、お客さまからの信頼度も上がりにくいですね。

そこで、取得できる民間資格があれば、取得しておきたいところです。

資格がある方がサロン内での待遇もよくなりやすいですし、お客さまからの人気も上がりやすいですからね。

それが、年収アップに繋がります。

では、セラピストがどんな民間資格を取得したらいいのかというお話をしましょう。

ただ、資格の種類は非常に多いので、ここではリラクゼーション・美容系セラピストの民間資格のみ取り上げることにします。

▷アロマセラピストが取得したい資格

まず、アロマセラピストには「アロマテラピー検定」や「アロマハンドセラピスト」などの資格がおすすめです。

前者は公益社団法人 日本アロマ環境協会（AEAJ）が認定している検定資格で、年齢、性別、学歴、経験のいかんを問わず受験可能です。

検定内容はアロマの基本知識＋精油の活用法に関する知識など。

合格率も高く、約90％になっている上、パソコンやスマートフォンを使ってインターネット上で受験することもできます。

なんだ簡単な資格だなと馬鹿にしてはいけません。

このような資格を取得するだけでも、仕事における評価も上がり、年収アップに繋がることがあります。

後者は同じく公益社団法人 日本アロマ環境協会（AEAJ）が認定する資格で、上位資格に当たります。

取得条件は、アロマテラピー検定1級合格、AEAJ会員、アロマテラピーアドバイザー資格取得（同時申請可能）、標準カリキュラム受講など、厳しめです。

合格率は非公開ですが、資格自体は講習修了で取得できます。

求められるのは精油の知識＋ハンドトリートメントの技術などで、お客さまの心身のリラックスやコミュニケーションの促進を目指します。

実践的な資格になっているので、今後アロマセラピストとして活躍したい人にはピッタリでしょう。

▷リラクゼーションセラピストが取得したい資格

リラクゼーションセラピストが取得したい資格は、「JADP認定リンパケアセラピスト」「IBCA認定 自律神経バランスアップトリートメント資格」「リラクゼーションセラピスト認定資格」「Head Practitionerディプロマ」などです。

「JADP認定リンパケアセラピスト」は一般財団法人 日本能力開発推進協会（JADP）が認定する資格。

認定教育機関が実施するカリキュラムを修了すると、この資格を取得できます。

求められるのはリンパやアロマオイルの基礎知識、身体の仕組みに関する知識などです。

資格取得の勉強は、在宅でテキストや動画を使ってできます。

「IBCA認定 自律神経バランスアップトリートメント資格」は一般社団法人 国際ボディトリートメント技術認定協会（IBCA）が認定する資格です。

認定校が実施する講座を受講した上で、一定のスキルがあると認められると資格が付与されます。

資格取得に当たって学ぶことは、ストレスや不調の元になる自律神経の乱れを、ボディケアやオイルケアで整える方法です。

同資格の学習から受験まで自宅でできるので、取り組みやすいでしょう。

「リラクゼーションセラピスト認定資格」は一般社団法人 日本リラクゼーション業協会が認定する資格です。

セラピスト業の基本となる接客術＋衛生＋安全面の知識＋関連法律の知識などを学ぶ資格になっています。

講座を受講する必要はなく、同協会会社に所属していれば、試験合格＝資格取得となります。

ドライヘッドスパ専門店、「ヘッドミント」ではスクールを開講していますが、そのスクールを3日間受講すると得られるのが「Head Practitionerディプロマ」です。

卒業後の手厚いサポートもあり、更なるスキルのブラッシュアップもできます。

▷リフレクソロジストが取得したい資格

リフレクソロジストにおすすめの資格というと、「JREC認定リフレクソロジスト」や「リフレクソロジー・プロライセンス実技士」などですね。

前者は日本リフレクソロジスト認定機構（JREC）認定の資格で、リフレクソロジーの実践的な知識と技術を修得していることを証明できます。

これで自他共に実力が認められることになるので、給料アップにも繋がるでしょう。

後者は日本ヒーリングリラクセーション協会（JHRS）が認定している資格で、医療や福祉の現場でも活用できるスキルと知識を学べます。

以上のような資格取得はセラピストになる上での絶対条件ではありませんが、これから年収アップを図りたければ、ぜひとも取得しておきたいですね。

スキルを磨く

セラピストが年収を上げたいと思ったら、絶対にしなければいけないのがスキルを磨くことです。

スキルが高い＝お客さまに高品質なサービスを提供できる＝お客さま満足度が向上する＝そのセラピストを指名してくれるようになると、好循環で進んでいきます。

人気セラピストにもなり、お客さまがドンドン集まるようになるでしょう。

そうなれば、年収アップは確実です。z

スキルが高いのにお客さまが見放すということはあり得ませんから、スキルアップほど大切なことはありません。

自分だけの強みを作る

ありきたりのセラピストでは、ありきたりの年収しか得られないかもしれませんね。

年収アップをしたければ、ありきたりではなく自分だけの強みをお客さまにアピールしたいところ。

お客さまに「この人じゃないとダメなの」「このセラピストにしかない施術があるの」と思わせたいですね。

例えば、こんな風にアピールできたらいいでしょう。

• アロマセラピストの場合👉一人一人のお客さまに合わせた独自のブレンドサービスを提供
• クリニックやサロンの場合👉最新の機器で最新の施術ができることをうたい文句にする
• お店そのものにも工夫👉アジアンテイストや北欧風など、独自の雰囲気を打ち出す

自分だけの強みというと、競争相手との比較もしてみたいですね。

他の店や他のセラピストが行っている施術やサービスと比べて、どこがどう違うのかをお客さまにアピールできればなおよしです。

物販を取り扱う

セラピストの年収のメインは施術代金から入ってきますが、その他に取り扱いたいのが物販です。

これも年収アップには欠かせない要素と言えます。

施術に関連した商品を、押し売りにならないようにお客さまに提案してみましょう。

施術スキルに優れたセラピストの提案なら、お客さまも聞く耳を持ってくれる可能性があります。

少しずつでもそんな物販販売が重なれば、年収にプラスになりますよ。

SNSやブログを上手に活用する

現代のセラピストにとっての欠かせないアピール手段というと、SNSやブログがあります。

セラピストによるオンライン発信はますます重要になりつつあり、ここがうまくできるかどうかでも売上を左右します。

稼いでいるセラピストの場合、SNSやブログに施術前後の写真や施術中の様子、お客さまの感想などを巧みに織り交ぜているものです。

このような方法によって自身が有するスキルやサービスを視覚的に訴えて、集客に繋げているのですね。

お客さまの感想は、セラピストへの評価として見逃せない部分であり、この情報を頼りにそのセラピストに施術を依頼するかどうか決める人もいるほどです。

それだけに良い感想を少しでも集めたいところ。

このようにSNSやブログでの発信が今後の年収の額に大きく関わってきます。

カウンセリングを大切に

セラピストの命は施術そのものですが、その前に行われるカウンセリングも無視できない要素です。

どのようなカウンセリングをするかで、お客さまの受ける印象も大きく変わります。

「私の悩みや希望を真摯に受け止めてくれた」「懇切丁寧な説明があった」「適切な提案がされた」などの印象をお客さまが持つと、その後のリピートに繋がりやすくなります。

もちろん、カウンセリング後の施術がどうであるかもポイントになるのですが、まずはカウンセリング時の印象が第一。

ここでお客さまの心を惹きつけられれば、人気セラピストにもなれて、年収アップになりますね。

独立・開業もあり

セラピストとして脂がのってきたのなら、独立・開業することもできます。

独立・開業にはリスクも伴いますが、自身で経営を学び、スキルもしっかり習得できていれば、大きく年収をアップする機会にもなるでしょう。

新規開業したお店では、自分の裁量で運営もできるし、メニューやサービス、料金体系の設定も可能です。

その辺にやりがいも感じながら、年収アップとなれば、いうことありませんね。

有名になる

無名のセラピストよりも、有名なセラピストの方が稼ぎが多いのは確かです。

年収をアップさせるという点では、有名になることも1つの手でしょう。

有名になれば、お客さまからの人気も高まるだけでなく、メディア出演料、講演会や講習会の講師料、書籍出版料などの副次的な収入も入ってきます。

自分自身のブランド価値を上げられると、様々な方面から収入が舞い込んでくるものです。

メニュー単価を上げてみる

メニュー単価を上げるといっても、ただ値上げすることではありません。

それでは、お客さまが離脱してしまうので、年収アップにはならないでしょう。

では、どのようにメニュー単価を上げるのかというと、次のような手があります。

• 使用するオイルや材料のクオリティを高める
• 最新の機器を使って、施術をするようにする
• 組み合わせメニューやオプションメニューを提案してみる

ここで大事なのは、メニュー単価を上げる理由をお客さまに納得してもらうことです。

その理由やメリットを丁寧に説明し、料金改定があってもお客さまがさらに高品質なサービスを受けられることをアピールしましょう。

これでお客さまの方でも前向きに受け止めてくれるでしょうし、セラピストの年収も上がりやすくなりますね。

セラピストが年収の高い仕事を探す方法

セラピストとして仕事を続けていく上では、少しでも年収を高くしたいですよね。

そのためには、どんな方法で仕事を探せばいいのかを考えてみましょう。

求人サイト・転職サイトを活用する

求人サイトや転職サイトを覗くと、高年収のセラピスト求人情報が掲載されていることがあります。

そこに応募して、面接を受ければ、掲載情報通りの高年収をゲットできる場合もあるでしょう、

そこで、セラピストが活用できる代表的な求人サイト・転職サイトをご紹介しましょう。

サロン・施設のホームページをチェックする

各種サロンや施設ではセラピストを求めていることがあり、その求人情報が掲載されています。

その中に、高年収の求人情報があれば、当たってみてもいいでしょう。

就職・転職支援エージェントを利用する

就職・転職サイトの場合、セラピストの求人情報を自分で探して、応募し、面接などに進むことになります。

一方、就職・転職エージェントでは、専門のコーディネーターやアドバイザーに相談をすることができ、アドバイス・職業紹介・応募書類添削・面接対策などのサポートも受けられるようになっています。

ここが大きな違いで、セラピストとして今後仕事をしていく上で頼れる存在と言えるでしょう。

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