美容室にいるダメな店長の特徴は?店長に求められている事や向ている人をご紹介

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美容室にいるダメな店長の特徴を教えて!


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美容室を健全運営するためには、店長とスタッフのチームプレイが大事です。

ともに助け合い、高めるような関係が理想です。ところが、美容室によっては、ダメな店長と言われる人がいることがあります。

そのような店長の下では、スタッフも活躍しにくいし、経営もうまくいかなくなることがあります。

そこで今回は、美容室のダメな店長の特徴を挙げながら、そのような店長がいるときのスタッフの対応方法も考えてみましょう。

美容室店長に求められること

美容室のダメな店長について考える前に、基本的に店長として何が求められるのかを解説しましょう。

 

自覚

美容室店長には自覚を持ってもらわないと困ります、

店長として何をすべきか、どのよう役割を果たすべきか、お客さまにどう対応すればいいかなどはすべて、自覚の有る無しに関わってきます。

自分が店長であるという認識を持ち、責任を持って仕事をしていくことが自覚と言えるでしょう。

 

コミュニケーション力

美容室店長の必須なスキルがコミュニケーション能力です。

お客さまとの間でもスタッフとの間でも、コミュにカーションがしっかりできないと、美容室運営がうまくできません。

店長とスタッフとの円滑なコミュニケーションを見ていると、お客さまも気持ちがいいものです。

「この美容室では、店長とスタッフの関係が良好だわね」ということで、その後も利用し続けたくもなるでしょう。

そのうえで、お客さまに対してもテンポよくそつなくコミュニケーションを取ろうとする店長なら、好感度もアップします。

ただ、多店舗経営の美容室などでは、1店舗経営の美容室よりもコミュニケーションを取りにくいことは確かです。

そこで、各店舗のスタッフとお食事会を開いたり、ミーティングを重ねたりしながら、意思疎通を図り、最新の情報や各店舗の状況などについて共有してみましょう。

 

経理的能力

美容室の店長には経理的能力が必要です。経営状態の具体的な数値を把握し、今後の方針を考えていかなければいけません。

その際にポイントになるのが営業利益率の計算です。営業利益率とは、お店の売り上げ全体からすべての支出を差し引いた割合のこと。

毎月の営業利益率が分かれば、運営上の無駄も見えてきて、改善方法も見いだしやすくなります。

理想の営業利益率は売上の7~10%程度で、このくらいの割合なら経営も順調に進んでいるといえるでしょう。

営業利益率を高くすべく、様々な役割を果たすのが店長の仕事です。

 

管理能力・リーダーシップ

一人美容室を別とすれば、スタッフを雇い、そのスタッフをまとめていかなければいけないので、管理能力・リーダーシップが必要になってきます。

全体を俯瞰する能力とともに、ときにはスタッフにいいにくいことを言って、適切な指導もしなければいけないでしょう。

スタッフをまとめる上でポイントになることの一つが皆に公平に接することです。

特定の部下だけをえこひいきするのではなく、スタッフ全員に平等な態度で接する店長なら、皆信用するようになって、ついていきます。

 

顧客管理能力

美容室にとって大切なお客さま。そのお客さまをどのように管理したらいいのか、店長は頭を使わなければいけません。

お客さまが気持ちよく美容室を利用していただけるよう様々な配慮もしなければいけないでしょうし、来店してくださったお客さまの状況を正確に把握し、適切なサービスを提供する必要もあります。

お客さまの状況把握はスタッフのやることではありますが、店長も知らないでは済まされません。

スタッフからもヒアリングするとともに、自身もある程度状況をつかめるように努める必要があるでしょう。

顧客リピート率の把握も重要です。美容室の売り上げの多くを占めるのがリピート客だからです。

どの程度リピート客が来店しているのか数字で割り出し、数値が低下しているようなら、適切な施策を打たなければいけません。

 

スタッフから尊敬されるようになる

美容室の店長になる人は、スタッフから尊敬されるようにならないといけません。

「素晴らしい店長の下で、仕事ができて嬉しい」とスタッフが思ってくれることが第一です。

スタッフから尊敬されるようになった店長は、次のような点で信頼もされます。

  • スタッフの模範となる
  • 常に正しい方向へ導いてくれると、頼りにされる
  • 分からない技術を相談される
  • いざというときに頼りになる

次項でダメな美容室店長の特徴を紹介しますが、その対照的な立場に位置する人が優れた店長と言えるでしょう。

 

美容室なダメな店長の特徴

美容室の店長に求められることをいろいろと挙げてみましたが、そのような資質がなく、ダメな店長と言われるのはどのような人でしょうか。

特徴を見てみましょう。

 

すぐ感情的になる

すぐ感情的になる美容室店長はダメです。気にいならないこと、思うように行かないことがあり、感情的になって周囲にぶつかるような店長では、スタッフからも嫌われます。

いやしくも店長と呼ばれる人は、どのようなときでも冷静に対処できるようにしてほしいもの。

自分が望んでいるとおりの状況にならなくても、心を平静に保って、正しく対応できる人、そのような人が店長にふさわしいです。

すぐ感情的になる店長の下で働くスタッフも気の毒で、あまり状況がひどいようだと、その美容室を辞めてしまう人も出てくるでしょう。

 

人によって態度が異なる

人によって態度が異なる店長もダメです。

スタッフに相対するときも、気に入ったスタッフには優しく接し、好みでないスタッフには厳しく対応する店長がいるものですが、このような態度は腹立たしいものです。

優れた店長はスタッフすべてに公平に接し、えこひいきすることがありません。

それがスタッフからの信用にも繋がるのですが、人によって態度を変えるようでは、尊敬されることもありません。

厳しく当たられているばかりのスタッフはいたたまれなくなって、辞めてしまうこともあるでしょう。

また、お客さまによって態度を変えるようなことがあれば、大問題です。

そのことにお客さまが気づけば、もうその美容室を利用したくなくなることもあります。

「あそこの美容室の店長は客を差別して扱う」などと思われたら、大変です。

最近は、インターネットやSNSにも口コミを投稿するお客さまもいますから、美容室の悪評が広まってしまうこともあるでしょう。

そうなれば、集客にもダメージがあり、美容室経営が傾くことにもなりかねません。

 

言うことがコロコロ変わる

言うことがコロコロ変わる美容室店長もダメです。

あるとき出した指示がその後内容が変わってしまう、言ったことを後ほど忘れてしまい違う指示を出すなどの店長では、困ります。

方針が一貫してないということであり、スタッフも対応に苦慮するものです。

スタッフが迷うことが多くなれば、お客さまへのサービスにも微妙な影響を及ぼすこともあるでしょう。

首尾一貫した方針の下で運営されている美容室なら、スタッフも楽しく活動しやすいですが、言うことがコロコロ変わる店長の下では仕事もしにくくなります。

 

スタッフの陰口を言う

スタッフの陰口を言う美容室店長はダメもダメ。AさんがいるところでBさんの陰口を言う、CさんがいるところでDさんの悪口を言う、そんな店長ではスタッフの信頼は全くなくなってしまいます。

自分のことでなくても、他の同僚スタッフの悪口を聞いたスタッフも気持ちがいいものではありません。

「もしかしたら、私がいないときに他のスタッフに私の悪口を言っているのでは」と疑われることにもなります。

そのような店長とスタッフの間の信頼も崩れ、お互いを気にしながらの仕事になってしまうでしょう。

それでは、美容室運営が捗りません。美容室を順調に運営しようと思ったら、店長とスタッフが信頼し合っていることが大事。スタッフの陰口を言うような店長では、信頼はされません。

 

完璧主義

完璧主義の美容室店長が絶対にダメというわけではありませんが、状況によりダメになることがあります。

それは、完璧を求める余り、スタッフに無理な要求をする場合です。

「こんなこともできないのか!」「ここまで完璧にやってみろ!」「なんでこんなミスをするんだ!?」などと、スタッフに厳しく問いかけている店長がいるとします。

スタッフは完璧に業務をこなさなければならないと思い、緊張状態にもなり、楽しく仕事ができません。

常に店長の視線ばかり意識するようになり、お客さま目線に立ったサービス提供ができなくなることもあるでしょう。

それでは、顧客満足度が低下してしまうかもしれません。

何事も完璧であろうという姿勢は立派と言えるでしょうが、それをスタッフに強要するような人ではダメですね。

 

コミュニケーションが少ない

コミュニケーションが少ない、コミュニケーションを充分に取ろうとしない美容室店長もダメです。

美容室運営を円滑に行うためには、店長とスタッフの密なコミュニケーションが欠かせません。

コミュニケーションがしっかり取れることで、経営、接客、施術などすべての面で調整も行いやすくなります。

しかし、美容室店長の中には無口な人などもいて、スタッフとコミュニケーションを積極的に図ろうとしない場合があります。

これでは、スタッフも仕事をしにくくなりますし、店長との信頼関係も築きにくくなるでしょう。

無口なのは性格の問題もありますが、店長と名乗っている以上、密なコミュニケーションを取るように努めなければいけません。

 

プライドが高すぎる

プライドが高すぎる美容室店長もダメです。自分のお店やサービスにプライドを持つことが悪いわけではありませんが、プライドが高すぎる人は自分の非を認めようとしません。

店長といえども人間ですから、ミスや間違いを犯すことはあるでしょうが、プライドが高すぎると、それを受け入れずに他人に転嫁してしまうことがあります。

言い訳をしたり、「おまえが悪いんだ」とスタッフをなじったりなど、プライドの高さによる弊害があります。

 

優柔不断

優柔不断な美容室店長はダメです。スタッフを指導する場合にも、そのような店長だと指示が曖昧になったりはっきりしなかったりすることがあるので、対応がしにくくなります。

お店の今後の方針を決める際も、優柔不断な店長ではぐずぐずしながら決断もできないものです。

それでは、今後の経営にも悪影響があります。美容室店長になったら、何かとキビキビと明確に判断しなければいけない場面もありますが、優柔不断な店長ではそれができません。

 

スタッフの提案を聞き入れない

スタッフの提案を聞き入れない美容室店長もダメです。お店の運営・経営やお客さまへのサービス提供などについて、スタッフが提案をすることがあります。

それを無下に否定して、受け入れない美容室店長がいます。「自分の指示にだけ従っていればいい」という高飛車な態度で臨むのです。

しかし、このような店長の下では、スタッフのモチベーションも下がってしまいます。

「せっかくいいと思って提案したのに、完全に無視されるとは」とスタッフもがっかりで、その後それ以上提案もしてくれなくなるでしょう。

美容室運営では、店長目線だけではなく、スタッフの目線でなければ分からないことがあります。

そのスタッフの目線に立った提案を無視・否定ばかりしている店長ではダメですね。

 

評価基準が曖昧

評価基準が曖昧な美容室店長もダメです。一生懸命働いてくれたスタッフには正しい評価を下さなければいけませんが、その基準が曖昧だと、スタッフの信用が得られません。

まず、いけないのは感情的な評価。お気に入りのスタッフには甘い評価をし、嫌いなスタッフに厳しめの評価をする。

こんな店長の下では、スタッフ間の友情が崩れてしまうかもしれません。

次にいけないのは主観的評価。仕事そのものの成果を見るのではなく、スタッフの性別や年齢、外観、経歴などに基づいて評価をする店長もダメです。そのような店長の下では、スタッフも仕事をしたくなくなるでしょう。

仕事の時間だけでスタッフを評価するのもいけないことです。

残業や休日出勤してまで美容室業務を行ってくれるのは店長にとってもありがたいことですが、仕事の量とともに質についても評価してほしいとスタッフは思っています。

仕事の質を見る能力を持っていない美容室店長ではダメです。

 

サボっている

仕事をさぼっている美容室店長はダメです。スタッフが一生懸命働いてくれているから、自分はラクをしても構わないだろうと思っているのでしょう。

スタッフばかりを働かせて、自分はあまり仕事をしない、こんなサボり癖のある店長では困ります。

美容室経営を盛り上げようと思ったら、店長もスタッフも二人三脚で業務に取り組むことが大事です。

ともに頑張っているということが、スタッフのさらなるやる気を引き出します。

それが店長がサボってばかりというのでは、スタッフも熱心な仕事ができませんね。

 

ハラスメントをする

ハラスメントをする美容室店長はダメです。セクハラ・パワハラ・モラハラなどいろいろなハラスメントがありますが、そのような行為を店長がすれば、スタッフのやる気は消失。

辞めてしまったり、しかるべき機関に相談されたりして、店長も対応に苦慮することになります。

そうなれば、美容室経営にもダメージが及びますから、ハラスメントと思われる行為は厳に慎まなければいけません。

そのようなことがあってもハラスメントを続ける店長では、救いがたいですね。

 

美容室店長がダメな場合、スタッフは何をすればいい?

ダメな美容室店長の特徴をいろいろと挙げましたが、そのような店長の下で仕事をせざるを得なくなったときはどうすればいいでしょうか。

対応方法を考えてみましょう。

 

他のスタッフに相談してみる

美容室内に他のスタッフもいる場合は、ダメな店長について相談してみることもできます。

他のスタッフも同じような思いを共有しているかもしれません。

うまくいけば、他のスタッフへの相談からいい解決方法が見つかることもあります。

ただ、どのスタッフに相談すべきか、慎重に選ぶ必要はあります。

相談相手を間違えると、ダメな店長に告げ口をされたり、あらぬ噂を立てられたりすることがあるからです。

心から信頼できる同僚スタッフに相談してください。

 

チェーン店の場合は、上の立場の人に相談する

美容室チェーン店に勤めている人がダメな店長だと悩んでいるのなら、店長よりも上の立場の人に相談することもできます。

相談の結果、本部の方で何らかの対処をしてくれることもあるでしょう。

場合によっては、店長の異動というケースもあり得ます。

 

弁護士に相談する

ダメな店長の行為が悪質な場合は、弁護士に相談することもできます。

ハラスメントなどがあったときにも専門の弁護士がいます。

そのような弁護士に相談することで、どのように対応したらいいのかを教えてもらえるでしょう。

 

辞める

ダメな上司がいる美容室で、「これはどうしようもないな」と思われるときは、思い切ってその美容室を辞めることもできます。

その後、別の美容室を探して働けばいいのですが、年齢や条件によっては厳しいこともあるので、その場合は、職場内で対処する方法を考えないといけません。

 

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堀田 直義

堀田 直義

株式会社じむやの代表取締役。ドライヘッドスパ専門店ヘッドミント25店舗展開。X(旧Twitter)で「堀田直義」で検索!

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