美容院が出す来るなサインを教えて!
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美容院では少しでも多くのお客さまに来ていただき、サービスを提供しようと思っていますが、その一方で来てほしくないお客さま、歓迎できないお客さまがいることは確かです。
そのようなお客さまに直接口頭で「来ないでください」と伝える場合もあるでしょうが、いいにくいもの。そこで美容院のスタッフが示すのが<来るなサイン>です。態度で来ないでほしいという意思を伝えるのです。
今回はそんな<来るなサイン>の意味や真意を解説していきます。
美容院の来るなサインとは?
美容院の<来るなサイン>とは、美容院にとって望ましくないお客さまにもう来店してほしくないと態度で示すことです。
具体的には、次のような態度を示すことが多いです。
- 作業をスタイリストがおこなわず、アシスタントに任せっきりにする
- 会話を最小限にし、あまりコミュニケーションを取らない
- 施術を早めに切り上げる
- 誕生日のクーポンが送られてこない
それぞれどういうことか、詳しく見てみましょう。
作業をスタイリストがおこなわず、アシスタントに任せっきりにする
美容院で髪のセットなどをおこなうのはスタイリストの役割ですが、スタイリストが関わらずアシスタントに任せっきりというケースがあります。
このような場合、スタイリストがそのお客さまにサービスを提供したくないと思っているのかもしれません。
つまり、「もう来るな」ということであり、そんな施術になったら、他の美容院へ行くことを検討しなければいけない場合もあるでしょう。
ただ、単にスタイリストが忙しいというケースもあります。その辺の判断は難しいところです。
会話を最小限にし、あまりコミュニケーションを取らない
次の美容院の<来るなサイン>は、会話を最小限に抑えることです。
対話を避け、会話の話題が取り上げられてもあまり反応せず、施術のみに集中しているスタッフがいる場合は、もううちのお店には来てほしくないと思っている可能性があります。
ただ、元々会話をしないで施術をする美容院もあります。そのような美容院を好んで利用する人もいるようです。
そのため、普段の状況との違いを確かめることも大事。普段会話を多くする美容院スタッフが会話を控えるようになったのなら、<来るなサイン>の表れと見ることができるでしょう。
施術を早めに切り上げる
美容院のスタッフはお客さまに精一杯のサービスを提供しようと心がけていますが、そんな施術時間が短くなったら、<もう来るなサイン>が出ているのかもしれません。
早いところ切り上げて、これ以上関わりたくないと態度で示しているのです。
施術時間が短くなり、早く切り上げられるようになったら、歓迎されていないのではと感じ取る必要もあるでしょう。
誕生日のクーポンが送られてこない
これまで誕生日のクーポンが送られてきたのに、今年は送られてこない場合<来るなサイン>が出ているのかもしれません。
ただ、誕生日のクーポンが来ない原因は他にも考えられます。
お店の方針が変わった、ミスが発生したなどもあり得るので、必ずしも<来るなサイン>とは限りません。
いずれなのか、お客さまとしては判断が難しいところ。そのため、他の部分で<来るなサイン>が出ているか確認するようにしましょう。
美容院が来るなサインを出す理由
美容院はなぜ<来るなサイン>を出すのでしょうか。
理由は来てほしくないお客さまがいて、施術をしたくないと言うことですが、その理由を詳しく分析してみましょう。
横柄な態度を取る客
美容院ではお客さまに満足していただけるような施術を心がけていて、できるだけお客さまの希望に応えるようにしてくれます。
ところが、そんなお客さまの中に横柄な態度を取る人がいるのです。スタッフに対して無礼で、威張った態度で接し、命令口調。
美容院では多少のお客さまの失礼な態度には対応するようにしているでしょうが、度を超えると、我慢の限界に達することもあります。
横柄な客は1回だけでなく、何度来店するときも横柄なものです。
それが続くと、スタッフもいい加減いやになって、<来るなサイン>を出したくもなるでしょう。
遅刻やドタキャンばかりする客
お客さまの事情によっては、遅刻やドタキャンをせざるを得ないこともあります。
やむを得ない事情ということなら、美容院側も受け入れます。
ところが、この遅刻やドタキャンが常習化しているお客さまがいることがあるのです。
遅刻やドタキャンとなれば、お店側にも迷惑になりますが、その回数が多くなれば迷惑の度合いもひどくなります。
回数が多いのはやむを得ない事情とばかりはいえないでしょう。軽い気持ちで遅刻やドタキャンしている可能性もあります。
そのような客に対応するのは美容院側にとっても大きな負担になり、施術も進めにくくなります。
その結果、<来るなサイン>を出すこともあるのです。
美容院のルールに従わない客
各美容院で施術ルールなどを定めているでしょうが、そのルールを守らないお客さまがいます。
禁煙なのにたばこを吸う、予約制なので飛び込み施術を希望するなどです。
予約制の場合、初めて来店するお客さまは知らない場合もあるので、その場合は致し方ないと思ってくれるでしょう。
ただ、何度も飛び込みで来ることが繰り返されると、「どういうことでしょうか」「ルールを理解していないの>」怒りたくもなります。
そのようなお客さまは他のお客さまにも迷惑になるので、<来るなサイン>を出して、もう来店しないでくださいと伝えたくなることもあります。
クレームばかり言う客
美容院では、できるだけお客さまの要望に添った施術をしようと心がけてくれますが、施術結果に満足できず、クレームをいうお客さまもいます。そのクレームに対しては、普通真摯に対応してくれるものです。
ところが、どのような対応を取っても、クレームしか言わないお客さまがいます。
これもダメ、あれもダメ、修正してもダメなどの場合です。
それが1回だけでならいいですが、毎回施術をするたびにクレームを言ってくるとなると美容院側もたまりません。
<一体どうすればいいの>と切れてしまうかもしれません。
クレームの内容によっては受け入れなければいけないものもあるでしょうが、あまりにひどいクレームが続くお客さまには<来るなサイン>を出したくもなるでしょう。
来るなサインを出すほどではないが、困る客
お客さまの態度によっては<来るなサイン>を出す美容院もありますが、それほどひどくなく、<来るなサイン>を出すほどでないというケースもあります。
ただ、それでも困るお客さまもいます。どのようなお客さまがそうなのか考えてみましょう。
声の大きさ
美容院に来るお客様の声の大きさによっては、対応に困ることがあります。
声が大きすぎれば、他のお客さまの気に障ることもあるでしょう。声が小さすぎれば、コミュニケーションが取りにくくなります。
声が大きくても小さくても<来るなサイン>を出すほどではありませんが、ちょっと困りますね。
セルフカラーをしている人
セルフカラーをしているお客さまの場合、美容院での施術が難しくなることがあります。場合によっては、施術を断る美容院もあります。
セルフカラーで使用する市販のカラー剤には強力な薬剤が含まれていて、美容院でも状況が把握しにくく、対応しにくいことがあるためです。
この場合は、<来るなサイン>と言うよりも、直接お客さまに「施術ができません」と伝えることになるでしょう。
費用にシビアな人
美容院では施術の対価として代金をいただき、経営を成り立たせていますが、費用にシビアなお客さまがいます。
適切な施術をしても「そんな代金は払えない」「高すぎる」と文句を言うなどです。
結局は代金を支払ってもらわなければいけませんが、支払いを渋るお客さまには苦労するものです。
<来るなサイン>とまでは行かなくても、歓迎はしたくありませんね。
不衛生な人
美容院での施術の前には、お客さまに頭皮や髪をきれいな状態にしておいてほしいのですが、不衛生なまま来店する人もいます。
来店前のシャンプーをサボっている、頭皮のニオイをプンプンさせているなどの場合です。
このようなお客さまに対しても美容院は一生懸命施術はおこないますが、取りかかりにくいのは確か。気分が乗りませんね。
そのため、不衛生なお客さまに対して<来るなサイン>を出さなくても、「もう少し清潔にしてお越しください」と一言言ってみたくもなるでしょう。
初めての来店で<お任せ>という人
初めて美容院に来店した人が、ヘアスタイルについて<お任せ>という場合がありますが、これは美容院側にとっては困る点。
初来店では情報が全くなく、髪質やファッションの好みも分からず、どのように対応すればいいのか判断できません。
「適当にやってください」と言われても、仕上がったヘアスタイルに満足してもらえなければ、クレームの元にもなります。
「そちらがお任せと言ったんだから、文句は言わないでください」とは反論できないでしょう。
このようなお客さまに対して、<来るなサイン>を出すことはないでしょうが、「次回以降もう少し具体的な要望を出してください」と注文したくもなります。
無理な要望をする人
美容院での施術で無理な要望を出す人がいますが、そのようなお客さまも困りもの。
例えば、パーマにしてからストレートに戻してくださいとか、黒染めしてから、気に入らないので明るい色に変えてくださいなど。「後から言われても対応できません。後日また来てください」と返答することにもなるでしょう。
<来るなサイン>を出すことはなくても、面倒なお客さまだとは思いますね。
プライベートの会話に終始する人
美容院ではスタッフとお客さまの間で会話をすることも多いですが、お客さまの方で自分のプライベートな話題ばかり持ち出す人がいます。
恋愛事情や家庭の事情などあまり込み入った話をされると、美容院のスタッフも困ります。
美容院での会話は軽い話題を取り上げるのが望ましいですが、あまりプライベートに立ち入った話をされると、スタッフも対応しにくくなるでしょう。
そのようなお客さまに対して、<来るなサイン>まで出さないでしょうが、「会話の内容を考えてくださいね」と注文したくもなります。
来るなサインが出るかもしれない事例
お客さまにとって、美容院から<来るなサイン>が出るのは避けたいところです。
でもこんな状況では、<来るなサイン>が出るかもしれないという場合もあるでしょうから、1つ1つの状況について確認してみましょう。
来店回数が少なくて大丈夫?
あまり利用しない美容院で、来店回数が少ないと<来るなサイン>が出るのではと気にするお客さまもいますが、これは心配しなくても大丈夫です。来店回数が少ないだけで、歓迎しませんという美容院はないでしょう。
施術がしにくい服装を着ていっても大丈夫?
美容院に着ていく服装は自由。施術がしにくい服装を着ていっても、施術をしてもらえます。
毎回施術がしにくい服装を着ていくと、美容院側もやりにくくはなりますが、それだけで<来るなサイン>が出るとは限りません。ただ、出る可能性はあります。
会話が苦手でも大丈夫?
多くの美容院では、施術中にスタッフとお客さまの間で会話を交わします。ただ、この会話が苦手なんですという方も多いです。
会話が苦手だと、コミュニケーションが取りにくくなって<もう来るな>と言われそうな気もしますが、これだけで<来るなサイン>が出ることはありません。会話が苦手な人相手でもうまく対応してくれるでしょう。
数は少ないですが、会話をしなくてもいい美容院があります。
施術のみに集中してくれる美容院で、会話が苦手な人はそのような美容院を選んでもいいですね。
来るなサイン以外のお客さまの断り方
<来るなサイン>を出して、お客さまにもう来店してほしくないことを間接的に伝えることもできますが、もっと直接的な方法で断ることもできます。そこで、どのように断ればいいのかを説明しましょう。
対応できない理由をしっかり説明する
お客さまが無理なクレームなどを出してきた場合は、対応できない理由をしっかり説明しましょう。
「そのような要望にはお応えしかねます」とはっきり誠実に言うことで、お客さまも諦めてくれるかもしれません。
美容院側では、お客さまの要望を全て受け入れることはできませんから可能なこと、不可能なことを明確に線引きしておく必要があります。
これ以上応じられないと告げる
お客さまの要望に応えきれないと言って、お客さまの方で諦めてくれればいいですが、いつまでも粘り続ける場合があります。
そのようなお客さまには<これ以上応じることはできません>と伝えてください。
お店側でも何でも応じるというわけにはいかないので、拒否する権利があります。
拒否したからと言って、正当な理由があれば問題にはなりません。
威圧的な主張をするお客さまには退去を求める
「これ以上応じられません」とお店側で言って、そのままお客さまが引き下がってくれれば安心ですが、今度は威圧的・脅迫的な主張をする人もいます。
その場合は、退去を求めましょう。次回以降の<来るなサイン>を出すと言うよりも、現時点で退去を求めるのです。
それでも、お客様側で横暴な発言を繰り返すようなら、発言内容を録音しておきましょう。
後で専門機関に相談するときに録音内容が役に立ちます。
弁護士や警察に相談する
美容院を利用するお客さまのうち、特にひどい対応をする人がいる場合は、弁護士や警察に相談してみましょう。
その際には、先ほど言った発言内容の録音を提出すれば、確かな証拠として弁護士や警察も活用してくれます。
弁護士や警察に相談することに躊躇する美容院もあるでしょうが、当人同士の話し合いで解決せず、埒があかない場合は、専門家に相談した方が被害が拡大する前に早く解決するものです。
こんなお客様には来るなサインは出さない
美容院が<来るなサイン>を出すのはよっぽどのことがある場合です。普通はそんなサインは出しません。
特に以下のようなお客さまは大歓迎で、美容院側で<来るなサイン>を出すことはないでしょう。
- 長期間通ってくれる人
- 礼儀正しい人
- 美容院のルールをわきまえている人
- ヘアケア商品を買ってくれる人
長期間通ってくれる人で、礼儀が正しいお客さまなら、美容院側も対応がしやすいです。
安心して施術もできますから<来るなサイン>なども出しようもありません。
お客さまの方でも美容院に対して適切な態度で接するように心がけていれば、大丈夫です。
美容院のルールをわきまえて通ってくれるお客さまなら大歓迎。
ルールに従ってくれれば注意する必要もないし<来るなサイン>など出る幕もありません。そのようなお客さまとは良好な関係も築きやすいです。
美容院でヘアケア商品を販売していることがありますが、お客さまが購入してくれれば、美容院の収益にもなります。
定期的な購入をしてくれれば、美容院にとってもありがたいので「また来てください」となるでしょう。
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